高丸山 | 赤星山(土居コース) | 丸石〜中東山 |
5月例会山行 Bランク 赤星山(土居コース)
【日 時】2010年5月9日(日) 【天候】晴 【コースタイム】 会事務所6:00――吉野川ハイウェイオアシス6:47――土居7:25――登山口 7:40/8:00‥‥機滝8:30‥‥営林署小屋跡8:50‥‥頂上への分岐10:35‥‥ 尾根の取り付き11:15/11:20‥‥山頂11:30(昼食)12:15‥‥千丈滝への分岐 13:15‥‥豊受山分岐14:20‥‥登山ロ15:00/15:20――事務所16 : 50 【感想】 土居まで高速道路の車中も漫才のような会話で楽しいひと時を過ごし、カタクリ の 群生地という麗し光景を目に浮かべ登山口へ着いた。 赤星山という山名は、宇摩の大領、越智玉澄が赤星山の上空を飛ぶ流星にちなんで 命名したという伝説がある。 駐車場は10台程、駐車可能で、皇子渓谷、中尾集落、中尾鉄塔と三つある登山 ルートの内、標高差1,100mを超える四国でも有数の標高差のある皇子渓谷をゆく。 木橋を渡り、すぐ横を流れている渓流を見、聞きしながら登山道を登る。常に水の流れ がある。五つの木橋を渡ると機滝(はたたき)の標識があり、四筋くらいのかたまりが 落下する糸の様な絹の様な滝の流れが、見えた。 続いて、幾つかの流れがあり、営林小屋跡を過ぎると稲妻滝、植林地を少し登った 分岐点を右に取り千丈滝へと向かう. 渓谷は苔むしている。濡れれば滑る苔の生えた岩上を登る。渓谷沿いの比較的なだらか な道を登ってきたが、ここまで来ると傾斜も厳しくなる。標高930m千丈滝、谷に転 がる石も大きい。千丈滝から10分余りでメインルートと合流する。 シャクナゲの尾根に、やっと出て雑木を縫って行けば、かわいいカタクリが首をうな だれて咲いていた。あっちにも、こっちにも。あちらこちらで歓声が上がっている。 苦しい思いをして上がってきた甲斐があったね。 ここで、カタクリに関する、うんちくをひとつ。CLから聞いた受け売りである。 カタクリという花は、発芽一年目で細い糸状の葉をつけ、二年目から、七、八年間、卵 状楕円形の一枚の葉だけで過ごし、鱗茎が大きくなり、二枚目の葉が出てから花をつけ るという。発芽して花が咲くまで七年も八年も、地下深く眠っているかの如く、長く耐 えてやっと花開く…カタクリの花。昔は鱗茎から片栗粉として使っていたけれど、近年 はジャガイモから抽出したでんぷん粉のことを指す様になったらしい。 山頂に着くと大勢の人で賑わっていた。この時期、みなカタクリを求めて集まってく るのですね。この花姿いつまでもと祈りつつ…………。 |