20周年記念山行  2012年11月例会山行 


屋久島(縄文杉・宮之浦岳)

【日 時】2012年11月21日(水)〜25日(日)
【行 程】21日(水)
【天候】  曇り
【コース】
	  会事務所前出発20:45→ 福山S A 23:00 →
【感 想】
予定時間を若干遅れて出発。バスは勝浦町の「横瀬観光」の28人乗りの中型バス。二人の若い運
転手が交代で運転。二人かけシートを一人かけできたおかげで、夜をとおしての走りの中、少しは
楽でした。福山SAをけじめとして、1、3.5時ときっかり、2時間おきにSAで休憩。一連の
バス事故もあったせいか、運転管理も徹底していると思いました。
 気ずいた方もおられると思いますが、このバスは停車したときは、前部が下がって乗降口のステ
ップが低くなり、楽に乗り降りできるタイプとなっていました。(あとで、運転手さんから聞いてわ
かりました。)しかし、走行中においては、バス特有のふあふあした揺れでなく、路面の舗装の継ぎ
目などではガクガク揺さぶられて、揺れがもろに身体にひびき、十分な睡眠はとれませんでした。

【行程】22日(木)
【天候】雨 曇り
【コース】
	桜島S A 7:15 8:30→鹿児島港9:00 10:00→屋久島港12:45→民宿水明荘13:30 13:50	
	→白谷雲水峡14:40 16:00→ 水明荘16:50
【感 想】
 最後の休憩場所の桜島SAで洗面、朝食。雨も少し降り始めてきました。鹿児島港に着いて高速船
に乗り継ぎ。乗り場は11月も未だというのに、入であふれていました。高速船「トッピーロケット」
で種子島を経由して屋久島港(安房)に到着。ここも雨。 レンタカー3台を手配のところ、まだ、
配車できておらず、レンタカー会社の車で、宿泊地の「水明荘」に向かいましたう。木造2階建ての
こぢんまりした民宿。 15入に5部屋を割り当てられました。          
 荷物をおいて、最初の観光地の白谷雲水峡へ向かう。ここは昭和49年に荒川地区の「ヤクスギラ
ンド」とともに自然休養村に指定されたとのこと。ヤクスギとシダ、コケ類で緑に覆われて、「もの
のけ姫」の舞台のイメージの源となった幽玄の世界で、霧も立ちこめてきて、まさに神秘の森。11
月半ばをすぎると、すぐ暗くなるので、1時間、3時間、4時間コースのなかから、1時間コースを
選択。それも時間がなく、途中で折り返し十分に回れなかったのが少し心残りでした。
 水明荘に帰り、風呂に入り、大相撲を見た後、夕食。米もおいしく、料理も満足。他に宿泊客は
8人。あとで聞いた話では、5、6月の連休あたりは、やはり、多いとのこと。 9時過ぎには就寝。

【行程】23日(金)
【天候】小雨
【コース】
	水明荘フ:40→ヤクスギランド8:15 9:40→千尋の滝10:25 10:55→平内海水温泉→フルーツ
	ガーデン11:45 12:10→大川の滝12:20 12:45→ふるさと市場14:40 15:10→水明荘16:00
【感 想】
 当初の計画では、A班は屋久島についた昨日から、淀川登山口からはいり、宮之浦岳をへて縄文杉へ
小屋泊まりで、二日かけて廻り、今日、荒川口へ降りてくる予定で、B班は昨日は、白谷雲水峡を観光
し、23日は日帰りで縄文杉ヘピストンをして、、翌日(24日)は全員そろって島内観光という予定
でした。 しかし、当日の23日は天気予報では、全国的に雨。急きよ、22日の夜に予定を変更。
 23日はA班は縄文杉への日帰りピストン、B班は島内観光とする。 24日にA班とB班の半分が
宮之浦岳へ、B班の半分が縄文杉へということになりました。
 上記の変更で、B班は全員で島内観光へ向かう。ます、「ヤクスギランド」へ。朝もはやかったの
で私どもが一番客みたい。車が一台もとまっていない。私も含め、B班の半分は結局、縄文杉へいけ
なかったのですが、ここは遊歩道も整備されていて、樹齢数千年の屋久杉を含む屋久島の原生林を手
軽に鑑賞できました。霧も出てきて、「気」のシャワーを全身に浴びて、心身共にリフレッシュ。充
分に癒されてた気分。時間があれば、一日中、ひたっていてもいいくらい。
 ここをでて、島内を右回の一周観光へ向かいました。この屋久島は周囲約130kmで車で2時間
で一周できるそうです。(面積は約500平方kmで日本では7番目に大きな島)道路は片道一車線の
舗装道。直線道路は少なく、アップダウンが多く、平坦な道は少ない。田も畑もほとんど見かけず、
荒れ地ばかりが目につきます。家も平屋が多い。台風の関係もあるかもしれません。
 「千尋の滝」では、とてつもなく大きな花肖岩の一枚岩のV字形の窪みを流れ落ちる落差60mの
滝は迫力ありました。つぎの「平内海水温泉」は海岸にあり、干潮時間帯の限定温泉で、男女混浴で
水着、下着着用での入浴は厳禁とかで、パスして次の「フルーツランド」へ向かいました。入場料5
 00円で園内案内してくれて、パパイアほか4晶のフルールをだしてくれました。大川の滝を経て、
「ふるさと市場」で遅い昼食。私はうどんを注文しましたが、やはり、四国のうどんがおいしいです。
その後、宿へ帰りました。(車で走っていて、「わ」ナンバーのレンタカーがいたるところ走ってま
した。移動はバスしかなく、便数も少ないので車での移動になるのかなと思いました。)




20周年記念山行フリーランク

屋久島縄文杉コース(ピストン)

【日 時】2012年11月23日(金)
【コース】
 	民宿5:00---屋久島自然館5:10/5:45---荒川登山口6:20/6:30…杉谷集落
	跡7:10…楠川分れ7:45…大株歩道9:10…ウィルソン株9:40…大王杉10:20…縄文杉
	10:50…昼食11:30/11:50…ウィルソン株12:35…三代杉13:55…小杉谷集
	落跡14:40…荒メ11登山口15:30/16:00(屋久島自然館16:40---民宿17:00
【記録・感想】
 天候不順により予定を変更し、縦走組5名が縄文杉をピストンレました。縄文杉コースは
屋久島の代表的な巨大杉の登山道。早朝5時に民宿をレンターカーで出発。真夜中に雨音が
聞こえていましたが出発時は曇。まず屋久島自然館の駐車場へ。ここでバスに乗り換え。バ
ス乗場では、ガイドさんや若い男女60名余りがお弁当を食べながら、バスを待っていまし
た。私達は6時のバスで出発。連休中で大勢の観光客が縄文杉を目指して出発。
 登山口よりトロッコ軌道を歩き始め、橋を渡り上流に向かうトンネルを抜け、安房川右岸
のトロッコ軌道をしばらく行くと、安房川を左岸に渡る赤い橋。橋を渡ると小杉谷集落跡。
 (小学校 民家の跡地)がある。安房川に沿って30分位歩くと右手から楠川歩道と出合う。
上流右手に三代杉を見て(一代目は樹齢千年で倒れ、二代目が発芽生育、伐採されたが三代
目が切り株の上に発芽育成)歩くが単調で歩きにくい。 トロッコ軌道に飽きた頃左手に仁王
杉。しばらく歩くと大株歩道入口に着く。やっとトロッコ軌道と別れ、丸太の階段や梯子木
道を歩くと景色が一変し、太古の森を思い起こさせる神々しい光景。石も深い緑の苔でとて
も美しい。しばらく行くとウィルソン株が現れる。(ウィルソン博士が屋久島を世界に紹介し
名付けられた)内部は空洞で畳10畳ほどの広さで木魂神社が祀られている。しばらく急登と
木製階を登り終えると右手に大王杉。(縄文杉が発見されるまでは屋久島の中で最大級とされ
ていた)続いて左手に夫婦杉(向かって左杉が妻杉 樹齢1500年 右杉が夫杉 樹齢2000
年、お互いの枝が合体し夫婦仲良く手を取り合っている姿)さらに荒々しい原生林を過ぎる
と縄文杉。以前より縄文杉への思いが大きく膨らみ、いざ対面し展望台から眺めると形 大
きさ風格 生気も弱々しく痛みが激しく見えました。杉の保護の為展望台も半分立ち入り禁
止。大勢の観光客も早々に立ち去り引き返しました。三代杉を通り越すと右手の杉林の中よ
り安房川の濃い緑に周囲の木立の緑が川面に映り、宝石で言えば深い緑の鼎翠の玉の色。小
杉谷集落跡地を通って登山口へ。往復5時間余りのトロッコ軌道(歩きにくい)と往復9時
間余りの縄文杉観光でしたが、私は大王杉が風格があると思いました。午後4時のバスで屋
久島自然館、レンターカーで民宿へ。ただいまいま!!疲れました。


屋久島(縄文杉)

【日 時】2012年11月24日(土)
【天 候】曇り
【コース】民宿 水明荘3:30----4:00荒川登山バス駐車場4:35
	出発---荒川登山口5 : 08/5:17 出発----6:00小杉谷小学校跡(朝食休憩)
	6:15出発----7:37/7:55大株歩道(小休止)----8:20ウィルソン株 ----9:45
	縄文杉着10:05下山開始 ----11 : 25/11 : 50 ウィルソン株(昼食)----12:
	10トロッコ道----13 : 20 トイレ小屋----13 : 50 小杉谷小学校跡----14:40
 	荒川登山口----14:55 荒川登山バス-15:35 駐車場着----16:10 民宿 水明荘着

【感 想】CLの宮本さんを除けば健脚者はいない。屋久島で借りたレンタカーの
返却時間までに無事帰ることが出来るかCLは心配が絶えなかっただろう。 とに
かく朝一番の荒川登山バスに乗れる様民宿を出発したのが3時半だった。天候は
曇り時々小雨。バス停に着くとすでに20人ほどの登山客がバスを待っていた。
私達もその列に並んでバスの出発を待つ、定刻より5分早く出発した。期待と不
安が考察していた。出来る限り荷物は少なぐしてパッキングしているが、寒さに
要注意とのアドバイスもありその点は十分考慮した積もりだ。朝食と昼食、水を
加えればどうしても5〜6Kgになっていた。5時過ぎに登山口を出発、うわさ
に聞いたトロッコ道をヘッドランプを頼りに進む。
晴さんの歩幅は大きい、一時間余りは何とか付いて行ったがその後誰かがもう少
しペースを下げてと要求があった。それでも私は少しずつ遅れていた。
 出発してから2時間半ほどで大株歩道に着いた。その後もただ黙々と歩くのみ、
ウィルソン株には3時間でたどり着き、目的地の縄文杉には9時45分頃に5人
全員が到着する事ができた。バンザイ・! 20周年の記念横断幕を前に記念写真
に納まった。出発前には、縄文杉まで行けなくても、行ける所までで引き返して
も良いとの思いがあったことは確かたった。しかし、CL庸さんのおかげで憧れ
の縄文杉を目の前にする事ができた。 20分ほどして下山を開始、下りもスリッ
プなどに注意しながら黙々と歩くが、私達より後に出発した登山者が次々に登っ
てくるのでなかなか進むのが一苦労で、登り優先をたてにおとなしくしていれば
一向に降りることができない時もあって苦労したが、約9時間半で荒川登山口に
無事下山できた。天候は終日まずまずだった。民宿に帰ってみると、私達が全員
縄文杉に到達したことが信じられない様子だった。失礼な!やるときはやります。
楽しくて、厳しい苦労の一目を過ごす事ができました。


二十周年記念山行フリーランク
          屋久島宮之浦岳ピストン
【目 時】 2012年11月24日(土)
【天気】 曇り
【コースタイム】
民宿(水明荘)4:20===淀川登山口5:37/6:04…淀川小屋6 : 52/7 : 12…小花之江河展望台
8:20/8:25…花之江河8:42…黒味岳分岐8:55…投石平9:24/9:29…黒味岳分岐10:02/10/04
…黒味岳10:37/10:40…黒味岳分岐11:07…花之江河11:22/11:27…小花之江河上樹林11:38/
11:52/14:08…淀川小屋12:54/13:25…淀川登山口14:10/14:15==民宿15:40
【記録・感想】
天気予報の好天を信じて、宮之浦岳ピストン組を編成。未明早朝に慌しく準備を整え、2台の 
レンタカーで民宿を出発した。暗い屋久島の山中をどんどんと走り、風が冷たく強い淀川登山口
に着いた。駐車スペースが少な《、お客を送った帰りのタクシードライバーの上に行っても止め
れないの忠告に従い、路上の脇のスペースに止めることにした。標高も高く、暗くて寒い中準備
を整え、ヘッドランプをつけて、最初に階段を上がっていく。すぐに本の根が露出し、雨に濡れ
第に足元と回りが明るくなってくる。まもなく、沢が流れ、じめじめとして苔むした樹林の中の
平らなところに出る。山小屋が建ち、登山者が集まっていた。淀川小屋に到着した。一歩きし、
身体も温もってきていた。朝食用の弁当を食べ、トイレを済ませて出発した。川に掛かる鉄の橋
を渡るとすぐに本段や本の根が張り出した急坂どなるが、まもなく尾根も広がり緩やかになる。
 明るくなっても空は重たい雲に、周りはガスに覆われ好転の気配もなく、さらにしゃくなげや
老杉樹林帯の緩やかな尾根を上りピークを越える。次に下っていくと、小花之江河の湿原に出る。
湿原も冬枯れし、視界も悪い。木道を歩き、もう一つ小高い森を越えると、本道と湿原が広がる
花之江河に出る。屋久島の自然や地形が作り出した芸術作品もガスに囲まれ今一である。本道を
歩きながら石塚小屋への分岐を右に見て、次に水の流れる露出した岩の道を行く。まもなく黒味
岳分岐の標識も通り過ぎ、黒味岳をトラバース気味に緩やかに下り、安房川源流の湿原に出る。
森林限界域に達したため風が強くなったのであろう。宮之浦岳山頂もガスの向こうで何も見えな
い。強風とガスの中、記念撮影をした後、体感温度もー段と厳しさを増し、リーダーが個人装備
等の状況判断で撤退を決め、直ちに引き返しを開始する。途中、黒味岳分岐より黒味岳にアタツ
クを目指す.しゃくなげなどが繁茂する潅木樹林帯の急坂をトラバース気味に登っていく。
そこ以外ほとんど風はないが、岩の山頂は立つことも出来ない強風が吹き荒れていてその手前で
引き返した。小花之江河を過ぎた潅木の間で風を避けるように昼食を済ませ、淀川小屋でコーヒー
と軽食で疲れを癒した。淀川登山口から途中、紀元杉に立ち寄り民宿に帰りゆっくりと身体を労った。