2012年5月の山行報告

      
銅山越え周辺 東赤石山〜二ツ岳

  5月例会山行   Aランク

銅山越え周辺

【日時】2012年5月6日(日)             【天候】曇りのち晴
【コースタイム】
 石井町役場5:55――土成IC〜新居浜IC〜マイントピア別子道の駅7:35/7:45――
 大永山トンネル南口8:10/8:35・・・笹ヶ峰分岐9:20・・・綱繰山11:00/11:10・・・西山
 11:50・・・銅山峰12:05・・・鉄塔の下12:10/12:45 ・・・銅山峰ヒュッテ13:30・・・東平
 14:58/15:30――吉野川オアシス16:45/16:55――石井町役場17:50
【感想】
 大気の状態が不安定だと報じられていたので、今日はお天気が気がかりです。21名がバスに乗
 車石井町役場を出発です。新緑の山々を眺めながら、土成経由で新居浜へ、道の駅マイントピ
 ア別子でトイレ休憩し、大永山トンネルを抜けて下車、トンネルの右側を20m程進むと、登山
 口の標識があります。ストレッチを済ませCLの注意と説明を受け、2班に別れて出発。
  いきなりの急坂です。注意深くゆっくりと、足元には秋の花アサマリンドウ、可憐なピンク
 色の花は叡山スミレ。笹ケ峰との分岐を過ぎ笹に覆われた狭いトラバース道になる。露出した
 岩を乗り越え、木の根っこ、崩れそうな箇所では笹を掴みながら・・・小雨が降り出したが雨
 具の着用までには至らず、まずは一安心。所々に、本日のお目当てのアケボノツツジが顔を見
 せ始め歓声が上がる。銅山越え、笹ケ峰の分岐からは急坂の尾根道を綱繰山の山頂を目指して
 登る。山頂は小さな双耳峰から成り後方のピークが綱繰山(1,466m)で眺望は良い。ピンク色
 に染まった西赤石山の北面が望める。下りのなだらかな尾根道から振り返ると綱繰山の北面も
 アケボノツツジが山肌を彩り綺麗だ! 思わずカメラのシャッターを押す。
  ツツジの中の尾根道は、まだ開花してない蕾が数多くあり満開になると見事だろうと想像す
 る。綱繰山の急坂を下った鞍部から急な尾根筋を登り返すと西山に着く。アカモノ、蕾をつけ
 たツガザクラが自生している。綱繰山を振り返ると自然林と落葉松林とに分かれている。銅採
 掘時に坑道の支柱にする為に落葉松を植林したらしい。西山のビューポイントでは先客が昼食
 中、腹ペコの我々も先へと急ぎ、西山の山頂から銅山峰へと下る。周辺の岩屑地は山脈越えの
 強い風の影響で植生の回復が遅れている。一帯に自生のツガザクラは、分布上目本の南限に位
 置する貴重な植物で、植生の保護の為ロープで柵が巡らされている。今日も風が強く、風を避
 けて鉄塔の下で昼食タイムになる。
  下山は柳谷経由です。銅山越えの標識を左に、右側に無縁仏を祀った【峰のお地蔵さん】か
 ら銅山峰ヒュッテヘ向かいます。ヒュッテ周辺では満開のヒカゲツツジがお出迎え。歩きやす
 い沢沿いの道は、橋を何度も渡り返して社宅跡を過ぎ東平の第三変電所跡、第三通洞前の広い
 Pに着く。バスで移動、別子銅山資料館でトイレ休憩後、バスに乗り心地よい眠りの中に
  お疲れ様! 全員元気で、定刻に石井帰着。 花にも天候にも恵まれた楽しい山行でした。