2012年6月の山行報告 二十周年記念会山行

      

  6月例会山行   フリーランク

伯耆大山(三徳山及び夏山登山口〜弥山〜夏山登山ロピストン)



【日時 時】2012年6月2日(土)〜3日(日)
【コースタイム】
   6/2会事務所05:20/5:26−板野IC05:42−鴻池SA6:45/6:58−湯原1C8:06…三徳山駐車
   場09:03/9:30…投入堂11:00/11:10…三仏寺入口12:20/12:27…三徳山駐車場12:33/12:58
   …大山旅館街14 :30/14:40…とやま旅館14:45/18:25…大神神社18:45/19:45…とやま旅館20:30
6/3 とやま旅館07:05…夏道登山口07:11…1合目7;31…標高900m 7:35/7:38…標高1000m7:56
…3合目8 : 11/8: 15‥・標高1100m8 : 19…4合目8:30…標高1200m8:37‥5合目8:47/8:52
…元谷分岐8:54‥標高1300m 9:02…6合目避難小屋9:15/9:21…7合目9:39…8合目10:11/10:
17…9合目10:27…頂上小屋10:40…弥山山頂10:45・11:15…頂上小屋11:17/11:33…7合目12:
25…標高1400m12:33…6合目避難小屋12:42/12:50…標高1300m13:05…元谷分岐13:09…5合口
13:11…標高1200m13:20…4合目13:26‥標高1100m13:35…3合目13:39…2合目13:53
…1合目14:10…夏道登山口14:23…とやま旅館14:30…モンベル大山店前15:05/15:12−蒜山SA
15:45/16:10−津田の松原SA18:08/40---会事務所19:25

【行動記録】   天気 薄曇り

 予定の時間にメンバーが集まり駐車場は埋まってきた。そして準備も整い出発した。六条
大橋を渡り、西条、北島線を経由して板野ICへ。鳴門方面の人3名が到着を待っていた。
全員が揃い高速道路のゲートを潜った。梅雨入り前の曇り空の下、高松道から瀬戸大橋を渡
り、鴻池SAで最初のトイレ休憩を取った。ウトウトしていると山陽道から中国道そして米
子道と、いつの間にか湯原ICで高速から下りていた。中国地方の山間、田園風景を楽しみ
ながらバスは進み、山間の静かな三朝温泉を通過するとまもなく三徳山三仏寺をはじめとす
るお寺の建物、境内が見え出した。二段になった駐車場に参拝者の車が何台か埋まっていた。
ストレッチ等準備を整え、班ごとに出発した。車道を進むとその脇の参道入りロの急な階段を上が
り境内へ。入場口で参拝料を団体割引で入っていく。庭や土産物などこじんまりした境内を
進むと今度は登山口で入山料を払い、安全祈願の白いタスキをもらい肩に掛ける。そして足
元のチェックも受け、靴の裏を見せて金具のついたものや滑りやすい履物はその場でわらじ
に履き替えさせられていた。小さな橋を渡りいきなり、木の根の張り出した急峻な坂を木の
根を手がかり、足がかりにして単じ登る。慎重に登れば問題はない。木の根の坂を過ぎれば
緩く歩きやすくなるも、つかの間前方に岩場が現れ、木々の間から建物が覗く。鎖を使い単
じ登ると文殊堂に出る、靴を脱いで狭い回廊を渡りながら、周囲に広がる絶景を堪能する。
さらに岩尾根が続き目の前にりっぱな釣鐘が。身を引き締まるおもいで鐘を撞く。さらに痩
せ尾根を進むと観音堂に出る。その裏手の洞窟を潜り抜け、崖を回り込んで断崖に出ると目
的の国宝投入堂が現れる。記念撮影をして下りはより慎重にもと来た道を引き返す。駐車場
で昼食をとり、三徳山を後にする。バスは倉吉市内を抜け、国道9号線を西に走る。右側に
広がる日本海に感激しながら、米子市から大山の裾野を走り大山登山口の旅館街に着く。休
憩夕食後、山開き前夜祭に参加のため、未点火のたいまつを持って大神神社に向かう。長い
神事の後いよいよお目当てのたいまつにひとりずつ火がつけられクライマックスヘ入ってい
く。参道を埋め尽くす1キロ余りの光が、川のように流れ幻想的な光景を目の当た引こし感
動多い時間を過ごす。そして一日が終わった。

6月3日(日)  天気曇り一時雨
5時頃起床し出発準備を始める。6時半より朝食をとり、不要な荷物を旅館に置かしてもらっ
て出発をする。旅館街の石畳の坂を下り、左に折れ県道に出るとモンベル大山店から大山寺橋を
湾り鮭吏場を過ぎて進むと、左に夏道登山道に向かうわき道がある。山道はトラバースする
ように緩やかな山道を、まもなく夏山登山道に合流する。整備された石段をゆっくりと登り、
阿弥陀堂を右手に見ながらまもなく一合目に着く。薄日が差す程度の天候に恵まれた。ブナ
の森の新緑が気持ちいい。広い石段から地道に変わり、一合目から丸太の階段等で整備され
て延々とブナの新緑を縫うように登る。何合目と、標高を示す標識がついており現在地の目
安となる。小鳥のさえずりも心地よい。4合目辺りにはミツバツツジの花が所々に見られる。
高度も上がり雲間にわずかな青空、眼下の展望も開けてくる。前に三鈷峰、眼下に豪円山が
望める。5合目が過ぎるとすぐに、元谷、大山寺方面の分岐標識が出てくる。ブナの大木も
減り、木の背丈も低くなってくる。1300mの標識からミツバツツジの花、そしてまもなく人
声と共に6合目避難小屋に出る。ブナの大木が少なくなり、潅木帯で視界もよくなり雰囲気
も変わってくる。石が落ちないように針金で寵状にした階段が目につくようになり状況にあ
つた整備が施され、厳しい急坂は続く。眼下に富士山のような電波塔が立つ芋霊Luざ毘ロ。
眼下に広がる大パノラマに元気を貰いつつ、7合目から8合目と足場の悪い急坂に耐えてい
ると、斜面の傾斜が緩むと共に水道が現れ始め歩きやすくなる。報道のためかヘリコプター
が旋回している。長かった頂上への見通しも見えてくる。9合日付近から天然記念物の大山
キャラボクの間に傾いた水道が続いている。降りてくる人たち声を交わし、身体をかわしながら
水道散歩を楽しむ余裕も出てくる。やがて頂上小屋の前に出、一気に弥山山頂に立った丿
くの登山者が登頂の感激を味わい身体を休めていた。ここでようやく一班、二班、三班と全
員が集合した。頂上の標識の前に並び二十周年金山行の横断幕を広げ記念撮影をする。おり
しも地元鳥取日本海テレビの報道撮影と一緒なり、記念撮影の模様がビデオカメラに収めら
れ、82歳のTさんが女性アナウンサーのインタビューまで受けるというサプライズも起こっ
た。少しガスが立ち込み、眺望も悪くなったが下界を見ながらようやく立った山頂で弁当を
食べ心身を休めた。その後頂上小屋ではトイレに行列が出来ていた。ガスと一緒に小雨がぱ
らつき、下山準備に雨具を用意した。たいしたことなく上がったところで下山した。眼下を
見下ろしながら大パノラマもガスがかかり、美保湾や島根半島が霞んですっきりとはいかな
いがよしとしよう。山頂からの本道を快適に降りていたが、9合目辺りの大山キャラボクの植生
が広がり木道の通行帯が狭くなり上り下りのすれ違いに大変だった。その後には急坂で足場
の悪い石の階段の長い道のりをやっとのおもいで6合目避難小屋まで着く。雲が厚くなり朝
の明るさはない。まもなくブナの森へと丸太の階段をジグザグに下りていく。3合目に差し
掛かったところでスコール遭う。一班はもう旅館に着いたという連絡が入る。雨はぶなの繁
った葉からも落ちてしっかり降ってきた。2合目から1合目、広くて緩やかな石畳へと変わ
ってきた。そしてやっと登山口の県道へ下り立った。雨もやみ明るく薄日も差すようになっ
た、旅館に到着して、急ぎ風呂に入り着替えを済ませた。旅館に別れを告げてバス乗り場に
急いだ。バスの止まっている大山寺橋挟で伯者大山を見上げながら感慨深いものを感じる。
何はともあれ無事に大山を後にすることが出来た。大山を少し離れた溝口IC手前近くで
振り返るとくっきりと晴れ渡った富士山そっくりのその姿がすばらしかった。