2012年7月の山行報告



例会山行7月フリーランク

富士山(3775.6m)


・精進口コース

【日時】2012年7月28日(土)〜31日(火)3泊4日
【コースタイム】
 1日目(バスで富士五湖 西湖畔の宿泊地まで)
	会事務所6:30--亀山JCT10:30--御在所SA(昼食)10:40/11:20--浜松SA
	(新東名)10:05--新富士IC--西富士自動車道--西湖畔「民宿山路」16:00 宿泊
 2日目
	29日(宿から5合目まで)
	山路 朝食5:30 出発5:50--精進湖 赤池バス停6:05/6:25--精進登山口6:37--
	第一看板---7:25---富士鳴沢線(車道)8:20---風穴入口8:35--軽水林道9:20--
	成沢林道--(一合目天神峠)10:02(昼食)--三合目(フジスバル停留所)--
	11:50/12:20--屈曲点--奥庭荘2:35--奥庭(駐車場)2:50--奥庭山荘(廃屋)--
	御中道--富士スバルライン五合目(ロッジ・フジヤマ泊)三合目から
	バス乗車6名--樹海台駐車場--奥庭駐車場12:40/14:40奥庭からバス乗車4名(計10名)
	--富士スバルライン5合目駐車場15:05
【感想】
 28日、石井の会事務所前の神社に集合、天野さんお見送りで、笑顔いっぱい出発。
板野ICより高速道に入り新名神、伊勢湾岸道路、新東名、西富士自動車道を経て
富士5湖の西湖の湖畔の宿「民宿 山路に」予定どうり16時に着く。新しい自動車道、
中でも伊勢湾岸道路の天に昇るような高架橋や新東名高速道路を楽しみながらのバスの
旅を満喫。曇り空のため、富士山の姿を見ることが出来なかった。 29日、宿を出て
バス登山口の精進湖畔の赤池バス停に着く。雨を心配して雨具をすぐ出せるように準備。
ミーテイング、ストレッチを済ませ、いよいよ樹海の中へと進む。すぐに東海自然道林
を横切り舗装道を20分ほどで溶岩の砕けた砂利道になり、苔むした鬱蒼とした樹海が
広がり、不思議な世界へ舞い込んだ感じ。明るい針葉樹林で第一看板を見つける。
やがて緑のブナ林を進むと前放に車道(富士鳴沢線)と車。車道を左へ、すぐ右に富士風
穴の案内がある。樹海は一層深く溶岩溶岩の上を樹海の根や倒木、苔が覆う。
右手奥に鹿発見。さらに前方を鹿が横切る。樹海奥深くまで来たことを実感する。
軽水林道を横切り3時間ほどで成沢林道を横切るが、標識も案内板もなく、ここが一合
目の天人峠らしい。少し進むと家屋があり、ここで昼食。両側を笹で覆われた樹海を進む
と前放に富士スバルラインのコンクリートの橋。3合目だ。ここをくぐり坂を登ると3合
目バス停。明日に備えて体力温存の6名が待機のバス乗車。ここから急登となり登山道は
白山シャクナゲの花盛り。奥庭荘で先行の6名と合流し奥庭駐車場でバス乗車。元気いっ
ぱいの7名はさらに御中通を5合目まで歩く。心配した雨もなく雲の晴れ間に富士の姿を
見ることが出来た。5合目は登山・観光の人・車で埋まり、にぎわっていた。


・御中道・大沢崩れコース
「7月30日」
	「コースタイム」
	五合目(標高2305m)8:30--堰堤9:00--ベンチ9:20--奥庭休憩所(東屋)9:45--大沢
	崩れへの分岐--滑沢11:45--仏石流し11:35--一番沢11:45--大沢休憩所12:27--大沢
	崩れ(標高2300m)12:35--大沢休憩所(昼食)13:10--奥庭休憩所15:00--五合目16:20
	(連泊)
「感想」
 全員で記念撮影に納まった後、富士山登頂のパーテイーの健闘を祈り別れる、ロッジ・フ
ジヤマ西側の石段を登ると針葉樹林の中に御中道の石畳が続く。すぐに視界が開け,富士山
の肌にオンダテが咲き乱れ、頂上まで望む壮大な景色。満開の石楠花と幹が下方に曲がった
ダケカンバの道。奥庭休憩所を過ぎて駐車場へ下る分岐を過ぎ、石畳が切れすぎに砂利道の
広い遊歩道を離れ、案内標識に従って針葉樹林の中の細い登山道に入り放射谷、浸食谷の滑
沢、仏石流し、一番沢、二番沢とアップダウン、はしご、鎖、がれき地帯と歩き大沢休憩所
に着く。小屋の奥手に御嶽神社。5分ほど下ると大沢崩れのふちに立つ。落石の音が絶え間
なく続き、富士山火口直下からの崩壊は富士山を二つに裂く幅500m、深さ150Mの沢
となり、今にも足元から崩れるような恐怖心で早々に淵から離れる。高度差はほとんどなく、
平坦な散策と思っていたのだが、後半の歩きは変化にとんだ山行となった。31日、夜明けの
富士山が赤く燃えた。登頂の皆さんを祝福するかの如く燃えた。見事な赤富士。

3日目
【日時】2012年7月30日
【コースタイム】
	吉田口五合目(宿泊地。雲上閣2305M)8:15--泉が滝8:35--六合目9:05
	(2400M)--七合目10:10 10:25(2715M)--八合目11:10 11:25
	(2870M)--八号五尺(御来迎館)14:45
【感想】
 宿泊地のロッジフジヤマは大部屋を一部屋借り切りで17人ゆったりと寝ることが出来、前日の
精進湖コースを歩いた疲れも、適当にとれ、がんばれそう。これから登リ私たちの吉田ルートは
四つのコースの中でももっとも人が多く、安全指導センター救護所なども設けられ、初心者に心
強いと書かれていましたが頂上まで高度差1400M、水平距離で約6KMあります。人気ルー
トのせいでしょうか、登り口には平日にもかかわらず人、人であふれています。山に来ているの
か、レジャーに来ているのか、錯覚してしまいます。野球着の小学生グループも多くみられ、子
供つれ、外人も目立ちます。やはり日本を代表する山です。五合目から七合目の間には乗馬用の
馬がいて、それに乗って登る人、下ってくる人もいました。ちなみに知らべてみると。5〜6合目
間で、片道6000円だそうです。 泉ヶ滝までは、登りも下りもいますが入り混じっていますが、
下りの人は山小屋を朝早く出たのでしょうか、疲れと眠たさとで元気がないようです。普段は混
雑し渋滞もあるようですが、時間帯のせいもあるのか、今日はスムーズに進みます。少しガスが
かかったりで、展望は今一つ、落石注意の立て看板が多数見られ、落石防止の柵もあちこちに張
りめぐらせています。7合目から8合目にかけては、岩場が多く、軍手が必要です。勾配もきつく
なってきました。鉄鎖につかまらないといけないところもありますが、恐怖を感じるような急な
場所ではないのです。道中山小屋が10か所もあったでしょうか。各小屋にはベンチが用意されて
いて、ペットボトル500CCの水が500円です。そうこうしているうちに、今夜の宿の「御来
光館」に到着。とにかく1150M登ってきました。登りいっぺん通りで木陰もなく太陽を背に
ずっとあびながら、息がぬけることなく、苦しかったですが、着いたときほっとしました。ここ
は山小屋なので、頂上に最も近い小屋で、朝、御来光のため、早起きして山頂に向かうには好都
合です。定員170名とのことで、木製2段ベッドの下側に一人当たり、肩幅くらいのスペースがあ
てがわれました。寝返りが出来るのか、出来ないかの巾です。今夜は満席とのこと。17:00
早めの夕食。だいぶん冷え込んできたので、ダウンを着込んで。19:00すぎには寝込んでみ
ましたが、密着状態の中では、なかなか、眠りにはつけなかったです。夜中、外に出ると、星が
たくさんでていて、明朝の頂上からの御来光は)大いに期待できそうです。


4日目

【日 時】 2012年7月31日(日曜日) 【天候】晴れ
【コースタイム】
	御来光館1:50--富士山山頂3:25--お鉢めぐり,御来光4:40--剣ヶ峰5:40--
	到着口6:50--山頂出発7:10--七合目10:05--五合目登山口12:05--石井着23:20


【感 想】

 いよいよ3日目、夢にまでみた山頂登頂の日だ。昨日の急登をのりきったことで気持ちは和らい
でいる。でもどこか緊張している。日本で一番高いところへ行けるのだ。どんなことがあっても
山頂へ行くのだ。

 山小屋(御来光館)を午前2時前に出発する。登山道は大勢の人人人だ。ヘッドランプの見事な
行列-----暗雲の中少し不安な気持ちで先頭を元気よく歩く。後ろからSLよりいろいろ指示を
いただく。ありがたい。砂ほこり,岩場、何千人の渋滞等。あと30分、あと10分と聞こえて
くる。 山頂だ!すぐうしろのSさん涙が出てくると。みんな頑張ってきた成果だ!山頂は5℃
、とても寒い。持っているもの全部着込む。あちこちから威勢のいい声が聞こえてくる。最高
峰の剣ヶ峰に向かう途中、火口を眺めながら本当に休火山か考える。いつか爆発するのだろう
か? 剣ヶ峰で撮影の順番を待つ。いよいよ3776メートル地点へやってきた。もちろん全員
で記念撮影、感動的だ。 下山口(吉田ルート)へ向かう。槍ヶ岳、穂高がきれいに見える。下山
路はよく滑る。すこし怖い。今日も高校生、大学生というう若者がグループで頂上を目指して
いる。約5時間で5合目到着。ああ疲れた。よく頑張った。バスの中でリーダーより挨拶をいた
だき徳島へ向かう。お世話になりました。山友20周年記念最大のイベント富士登山は大成功で
ある。


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