9月例会 Aランク N0.13AO 紅葉の涸沢・蝶ヶ岳
【日 時】2013年9月28(土)/〜10/1(火) 【日程】9/2 8(土) 【天気】晴れ 【コースタイム】 空港駐車場5:15 ----- 東海北陸道・ひるがのSA 10:00、10:40 ----- 平湯大滝125:10、13:00 ----- 沢渡13:20、13:30 ----上高地13:45、 14:00----山のひだや16:15 【感想】 空港近くの一日100円の駐車場。まだ暗い中、集まりは早い。 予定より15分早いが出発。CLの挨拶、担当者の説明、参加者の一言、山のビデオ鑑 賞と気持ちをたかぶらせてくれる。ひるがのS・Aで早めの昼食を済ませて、バスの中、 いい気持ちでウトウトしかけたら平湯大滝に着く。少し観光で軽く散策。足湯につかる 人もあり、のんびりした気分。これから山登りに向かうのに、力んか余裕だなあ。沢渡 でタクシーに分譲、上高地に向かう。さすが観光地のドライバー、色々説明して下さる。 バスターミナルからは班ごとに行動。かっぱ橋を渡り、左方向へ。 化粧柳の古木を見 に行くが、探しきれずウェストン碑を見て折り返し、明神へ向かう。散策の観光者や下 山の登山者も多い。梓川の清流を見ながら、今夜の宿泊地・山のひだやへ着く。 入浴し、イワナの塩焼きの夕食後、交流会。明日も天気は良さそうだし、安心して眠る。 【日 時】9月29日(日)明神〜涸沢 【天気】 快晴 【コースタイム】 集合7:30、7:40----徳沢9:00----横尾10:20、10:40----木谷橋12:05、12:30 -----涸沢14:40 【感 想】 今日も良い天気でうれしい。食事は7時なので、それまでに明神池や近辺を散策したり 食後すぐ出発できるように準備をする。ストレッチの後、1班よりスタート。宿舎前の 明神橋を渡ると、広めの散策道。目当ての紅葉には1週間位早いせいか、入は少なめだ そう・・・が、前から後ろから行き違う。横尾で休憩、ストレッチ後3班から登りに入 る。道はきれいに整備されていて、下山者や抜く人をかわしながら、ゆっくり進む。 本谷橋では多くの人が休憩。我々もお弁当を食べて一休み。少しだけ軽くなったザック と重くなったお腹で、屏風岩を巻くように登って行くと、木々の間に北穂や小屋が見え る。更に登ると今夜の宿・涸沢ヒュッテも見える。見えるのになかなか着かない。ゆっ くりコツコツー歩ずつ・・・その内着く。 着いた。班のメンバーのニコニコ顔に私の 喜びも倍に感じる。一足先に受付を済ませてくれた浜野さん、お疲れ様。後の仲間も笑 顔で現れる。デッドの割り振り後、2ヶ所に分かれて食前のミーティング。食後もメン バー入れ替えでミーティング、狭いテントの中でそれぞれの思い・意見等感じること多 々あり。となりのテントからも楽しそうな笑い声が聞こえる。寒さ対策バッチリしてシ ュラフで寝る。(思ったより暖かかった。) 【日時】9月30日(月) 涸沢から蝶ケ岳へ 【コース】 テント起床4:00 食事5:00 出発6:00・・・木谷橋8:00/8:10・・・横尾9:30/9:55 ・・・槍見台10:40・・・昼食12:20/12:35・・・横尾分岐14:30/15:30・・・ 蝶ヶ岳ヒュッテ 16:00食事17:00交流会18:00就寝20:00 【感 想】 朝4時、まだ暗い中起床。寝袋などの片付けや荷物の準備。食事を終え外に出ると 朝日に照らされた穂高連峰が金色に輝いて美しい。暫く見とれてしまった。 今日は涸沢から横尾に下り、横尾から蝶ヶ岳への厳しい坂を上るとのことで、気を 引き締めて出発。大小のゴロゴロ石に気を付けながら下っていく。周りは紅葉し始 めたナナカマドが青い空に映えて美しい。 2時間程下り本谷橋に着く。せせらぎの音と清らかな水に疲れも癒される。その後、 井上靖の小説F氷壁」の舞台になったという屏風岩を巡るように坂を下っていった。 道は比較的歩きやすい。 1時間半かけて、やっと横尾に着く。 横尾で軽食をとり、鋭気を養い、いよいよ蝶ヶ岳へ向かう。クマザサやシラビソ等 の針葉樹林の中を上っていく。林の中は涼しく気持ちがいいが、急な坂道で苦しい。 途中、御前橘がいっぱい。緑の葉に赤い実がきれいだ。 槍見台に着くと遠くに槍ヶ岳が見えた。本の根道や梯子のある道を延々と上る。2 時間程上った所で昼食をとり、又、ゆっくりゆっくりと一歩一歩上って行く。青い 空か見えてきたので尾根が近いと思ったが、着きそうでなかなか着かない。 這松滞へ出てやっと尾根が見えてきた。尾根のすぐ下は展望が良く、穂高連峰のす ばらしい景色が広がっていた。 ・ 横尾分岐から頂上にかけての尾根は360度の大パノラマが広がっていた。穂高連 峰を始め富士山、木曽の御嶽山、八ヶ岳、南アルプス、浅間山、常念岳が、下の方 には安曇野の町がくっきりと見えた。あまりのすばらしい景色にただただ感動。苦 しかった分、喜びも大きい。頑張ったご褒美かな。夢中で写真を撮ったり、コケモ モの赤い実や野生のブルーベリーを食べたりしながら蝶ケ岳ヒュッテヘ向かう。 蝶ヶ岳ヒュッテに着くと、宿の方からそんなにカレンダーをくださった。去年の常 念岳山行の折、宿をキャンセルしたお詫びにとKさんが酸橘を送ったらしいが、そ のお礼だろうとのこと。すばらしい先輩の心配りに感動させられた。 夜は無事の登頂を喜び、おいしい食事と交流会。 明日の温泉を楽しみに早めに休む。 【日 時】 10月1日 蝶ヶ岳〜三股・・・徳島 【天 気】 晴れ 【コースタイム】 朝食5:30、6:10----まめうち平9:35、9:50----水場11:15 ----登山口11:50----三股林道ゲート12:05 温泉13:10 13:45 ----駒ヶ岳SA14:55、15:15 西官名塩19:00、19:30 松茂P20:55 【感 想】 朝食の後、記念写真を撮るので、外に出て蝶ケ岳の頂上へ。 きれいな虹がヒュッテの上に出ていた。朝日も雲の間から出てきて、まわりが赤く なっていききれいだった。 ヒュッテには、アムステルダムからの10名位の若者や、 写真を撮ってくれた香港からの人もいて、蝶ケ岳は外国の人にも知られているのかなと。 穂高連峰や富士山などのパノラマ展望を頭にしっかり刻みながら、ハイマツやコケモモ の間を下山する。紅葉の中、ゴゼンタチバナの赤い実がきれいだった。 左側に常念岳 をずっと見ながら、下りて行く。もう少し下ると、「三股2・5キロ、蝶ケ岳ヒュッテ 2.9キロ、標高1900mの標識が あった。もっと行くと、ゴジラの木のオブジェがあり、 CLがゴジラと記念撮影。楽しかった。その後、「力水」と書いた水揚があり、みんな で順に飲んだ。冷たくておいしかった。 まもなく登山口に着いて、そこから800m 歩いて林道ゲートに到着した。先に走って下りてくれた渉外担当の班長が車3台と待機。 (大型含む)蝶ケ岳温泉ほりでーゆ・四季の郷で汗を流し、レストランで信州そば等で 昼食後、待機の徳島バスに乗り、帰途へ。車中で、一人ずつ感想等を話し七いき、又、 カラオケもそれぞれ頑張って参加して、楽しく過ごした。準備万端整えられ、事前も 何度も細かく話し合われて、計画を練ってもらいました。ゆっくり一歩一歩の山登り、 テント泊、蝶ケ岳からの青空にすばらしいパノラマ展望。思い出に残る四日間の楽し い秋山、北アルプスの山行でした。 本当にお世話になり、ありがとうございました。 |