2013年9月の山行報告

      
 

安芸の宮島 弥山



【日 時】2013年9月29日
【天 候】  晴れ
【参加者】6名
【コースタイム】
	会事務所5:00---小谷SA7:30 宮島口8:15/8:40〜フェリー宮島桟橋8:55
	……登山口9:30……弥山原始林の案内看板10:30……山頂11:05/11:10昼食11:25
	……大日堂11:30……仁王門11:45……大聖院12:45……千畳閣13:05厳島神社
	13:30/13:50……宮島桟橋14:55〜フェリー宮島口15:20---福山SA 16:50/
	17:10津田S A18:30---会事務所19:25
【感 想】
	弥山には、登山コースが、主に3コースあり、秋晴れの中、行楽気分で上りは紅葉谷コ
	ースをゆく。紅葉川に沿った小道は石段の多い、しかも一段、一段の高さが高く脚にこ
	たえるようである。瀬戸内海特有の気候か、凪というか、風がなく、汗をかいた身体に
	は、蒸し暑く感じる。観光客は厳島神社などの辺りに集中しているが、ロープウェイも
	あるので、ハイキングがてら山に登る人も多く、行き交う人も国際的、さすが、世界遺
	産の地、宮島。“こんにちばと声をかけると、明るい笑みを浮かべ流暢な日本語で挨
	拶を返してくれる。 広葉樹林の中、時折、おとなしい鹿を眺めながら、又、大岩、奇
	岩を見ながら、これでもか、これでもかと石段が続く中、喘ぎながらあがって行くと、
	登山口から、ちょうど1時間、弥山原始林の大きな立て看板にきた。弥山は、ツガ、モ
	ミ、アカマツなどの針葉樹林に、常緑広葉樹が混在する森で、ヤマグルマなどの原始的
	な植物を自然の状態で見る事ができ、天然記念物に指定されている。ここから頂上まで
	あと0.7Kとあったが、石段はまだまだ続くのである。三鬼堂、観音堂、文殊堂、とあ
	り、くぐり岩という大岩の下をくぐると、やっと瀬戸内海の穏やかな海がみえる山頂だ。
	弥山展望台は、改築中。干満岩という珍しい岩がある。その岩穴は、満潮時は、溢れ、
	干潮時には乾き、その水は塩分を含んでいるという。下りは大聖院コースを辿る。ここ
	も石段が多いが、一段の高さがそんなに高くないので、よいことにしよう。大日堂を通
	り、仁王門を潜り滝宮神社を、過ぎて大聖院に下りてきた。ここから、人の往来の賑や
	かな宮島中心地に向う。先ず、秀吉が建立した、千畳閣。海が見え、涼しい昼寝したく
	なる様な単層本瓦葦入母屋造りの大経堂。畳857枚分の広さの板の間、未完成で、天
	井もなく、板壁もない。それが、かえって解放感があり、夏は快適である。それから、
	天下の厳島神社と向かう。海の上に神社を、建てるなど発想がすごい。今日は花嫁御寮
	さんを二人お見掛け。いい日でした。牡蜻も美味、海あり、山あり、楽しい旅だった。