8月例会山行 Cランク 越百山(2613m)〜仙涯嶺(2734m)〜南駒ケ岳(2841m)〜空木岳(2863m)【実施日】2014年8月1日(金)〜8月5日(火) 【参加者】4名 【コースタイム】8/1 天候:曇り 山の会事務所14:50=板野IC=中津川IC=上松「ねざめホテル」20:50 8/2 天候:曇り時々晴れ ねざめホテル5:40=越百山登山口6:45/6:55→福栃橋8:55/9:05→下の コル9:55/10:10→水場12:15/12:18→越百小屋13:25 8/3 天候:曇り後雨 越百小屋5:40→越百山6:45/6:55→仙涯嶺8:40/8:50→南駒ケ岳 10:50/11:05→空木岳13:34/13:53→木曽殿山荘15:20 8/4 天候:雨後曇り 木曽殿山荘6:10→仙人の泉8:00/8:10→北沢8:55/9:05→八丁覗き→ うさぎ平10:10/10:23→駐車場11:55/12:05→=町営駐車場12:40/12:50 =ホテルルートイン塩尻15:05 8/5 天候:晴れ後曇り ホテルルートイン塩尻7:30=山の会事務所16:00 【感想】 8/2 早朝の出発のため、ホテルで朝食を済ませ近くの町営駐車場へ移動。 予約してあったタクシーで伊奈川ダム登山口へ向かう。駐車場には多くの車が 置かれている。 まずは橋を渡りしばらくの林道歩き。約45分で福栃橋に着く。ここか ら本格的な登山道となるのでゆっくりと登る。 上の水場を過ぎ、P2390を超えると下りとなり、今日の宿泊地である越 百小屋に到着。早く着いたのでゆっくり休めるぞ!…甘かった。 荷物置き場を兼ねた着替え室があり、ここで服を着替えるため、小屋 前の小さな広場で休んでいるしかない。すると若い三人組が小屋に宿泊を頼 んだが断られた。避難小屋と勘違いしており、着替えを持っていなかった ようだ。仕方なく次の避難小屋を目指して歩いて行った。4時間はかかる だろう。 もう一人の女性も断られ、やむなく下山していった。暗くなる前に林 道に出られますようにと無事を祈る。 小屋は何のためにあるの?みんな考えた。私たち登山者もしっかり下調べ をし、必要な装備を持たなければと思った。 17時に夕食となる。小屋の食事は朝・夕共にオシャレでおいしかったです。 雨が降らなくて本当に良かった。感謝! 8/3 食堂2階の寝室で、翌朝4時までシュラフにくるまり熟睡。 洗顔用の水などあろうはずなく、朝食までの待ち時間にダケカンバに付いた露で 目の周りだけ「濡らす」。 朝食後、同じコースを歩く2パーテイの出発を待って、シラビソ林の中を越百山へ。 1時間で山頂に到着。頂上からは、越百小屋の真っ赤な屋根、南アルプス、富士 山、御嶽山、乗鞍岳と360度の展望が開けていた。しかし、この後しばらく歩く うちにガスの発生により視界は遮られてしまった。 展望が望めなくなった中、進む登山道はお花畑あり、鎖場ありで変化に富んで いた。ガスに雨粒が混じりだした南駒ケ岳の手前の岩陰でカッパを着用。空木岳から の下り、今夜の宿の木曽殿山荘に着く前には、本格的な雨となった。 「明日の天気次第でコース変更も在り」との話し合いを持ち、天候を気にしながら の就寝となる。今日の縦走は、越百山、仙漉艨A南駒ケ岳、赤梛山、空木岳のピーク を通過するアップダウンの繰り返しで、累積標高差は1069m,歩きごたえのある良い コースであった。 8/4 天気予報では、2日から5日は晴れ。確かに下界は晴れているようだ。しかし 、3日の後半から山稜部はガスり始め、4日の朝も雨・ガス・強風が続いていた。 今日は木曽駒ケ岳まで縦走し、駒ヶ根に降りる予定だったが、山小屋の主人の話 では、「1日中風雨の中を歩くのはかなりキツイし危険」とのこと。よって、予 定を変更し、伊奈川ダムへ降りることにした。 木曽殿山荘から西に向かって下って行く。すぐ樹林帯に入り風はなくなり、 八合目までは緩い下り。そこから北沢までは急降下。危なっかしい吊り橋を一 人ずつ渡り、一つ尾根を越えて「うさぎ平」の林道に出た。ここから、1時間 半の長いロードで山行を終えた。 植物はあまり知らないが、2千m位までは笹、それから上は高山植物(カニ コウモリがびっしり)に変化している。 越百山から空木岳は花崗岩で出来ており、岩峰や巨岩が続く。目の粗い花崗 岩で比較的滑りにくく、岩道としては歩きやすかった?かな。でも所々に花崗 閃緑岩や「ひん岩」の固く平らな岩脈(岩が黒く角張っている)があるので滑 らないように! |