10月例会山行 Cランク
権田山
【目 時】 2015年10月10日(土)
【天 候】 曇
【参加者】 3名
【コースタイム】
川島合同庁舎5:50 ------- 登山口9:3・0 勘場谷橋7:45/8:10……造林小屋9:00/9:10
…… 尾根10:00/10:10 …… 稜線分岐10:25 ----- 権田山10:40 /1 1:30 ……
稜線分岐11:45 ……登山口12:15 …… 造林小屋12:35 /12:40 …… 勘場谷橋13:20
/13:40 …… 川島合同庁舎15:50
【感 想】
権田山は剣山の南に連なる槍戸アルプスの一角を占める山である。ブナの巨樹で有名であ
る。近年、度重なる災害により林道が崩壊し、かっての駐車地点であった造林小屋までは、
普通の車ではとても近づけない。そのせいか登る人は少ないようで、この日も他の登山者に
は会わなかった。
四季美谷温泉から奥槍戸に向かって川沿いに西に進み、勘場谷橋を渡って直ぐの道路脇に
車を置く。勘場谷の渓谷沿いに林道を1時間ほど歩くと造林小屋に着く。さらに30分ほど
進み、植林地が自然林に変わる辺りに登山口がある。登山口は何力所かあるようだが、今回
は「南つるぎ地域活性協議会」作成の「南つるぎ登山マップ」の記載に従った。
地形図を確認し、コンパスを合わせ、気持ちの良い自然林の中を進むと、傾斜が急になり、
やがて勘場山から北に伸びる広い尾根に乗る。要所には赤テープが貼られており、注意して
進めば登りで迷うことはない。
稜線に出ると視界が南に開ける。折宇谷山から勘場山に伸びる稜線の向こうに、県南の山
々が一望できる。20分ほど進むと権田山に着く。1600mを超える山頂付近では、紅葉
が進んでいる。残念ながらブナの葉はまだ青い。
中内山に向かって西に少し下った辺りの鞍部にブナの巨樹がある。件の巨樹だが、樹齢は
どれくらいだろうか。半ば朽ちかけて痛々しいが、これに替わる若いブナが育っている。
権田山に戻って昼食後、下山にかかる。稜線分岐からの下りは広い尾根を進むため、慎重
に進路をとる必要がある。油断するとルートを外れ、とんでもない藪漕ぎをする羽目になる。
何度か方向を修正しながら進み30分ほどで最初の登山口に出ることができた。
計画では、林道の状況により余裕があれば、折宇谷山方面に足を延ばす予定であった。残
念ながら、最初に書いたとおりの状況で、今回は、権田山までの山行となった。
槍戸アルプスからの展望は素晴らしい。機会があれば、西の不入山から東の勘場山までの
稜線を歩いてみたいものである。
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