25周年記念山行 Fランク
四国の道No.7 「山峡からの遍路道」
【日 時】 2017年5月8日(月曜日)
【参加者】 8名
【コースタイム】
土成道の駅9:00‥‥登山口9:20 ‥‥P473m 10:25‥‥スポーツ公園12:15〜
12:40‥‥法輪寺13:15‥‥秋月城跡14:00‥‥切幡寺参道入口14:15‥‥
切幡寺14:35---一上成道の駅15:O5(解散)
【記録・感想】
阿波市役所に車を2台デポして集合地点の土成道の駅に向かう。
宮川内ダム湖の畔にある、この道の駅は以前は鵜の田尾トンネルを通って讃岐
白鳥に抜ける主要なルートに位置し賑わっていたが、今では高松自動車道を通
り白鳥に抜ける車が大半とあって通行量の減少に伴い売店などは休業中。
その上にある御所温泉も麓にある「御所の里」の入浴施設にお客を取られた為
か閉鎖され「売り物件」の立て札が立っていると、何とも寂しい状況にある。
登山口は道の駅から50m程先にあり、いきなりコンクリート造りの擬本丸太
に土止めされた急な勾配の階段状の山道が延々と続き、展望もなく、今が盛り
のモチツツジやオンツツジなどの擲燭の花がわずかに単調な登りにアクセント
をつけてくれるだけ。勾配が緩くなって、P473m三角点に近づくにつれ、だん
だんと藪となり、倒木も次々と現れ、行く手を遮り、それを跨いだり、下を潜
ったり。そして藪も進むにつれ野バラやバライチゴなどの密度が増し、その都
度、剪定バサミや鎌で刈り道を開きながらとあって暫し停滞の連続。P473m三
角点付近を過ぎ、下りだして、ようやく藪からは開放されたが、下りは谷筋の
道とあって、所々でザレて道の状態は依然悪い。結局、熊谷寺横のスポーツ公
園に予定より半時間以上遅れて到着。
あとは遍路道と重なりながら秋月城跡を経て切幡寺参道入口から最後の登り
で切幡寺に向かいフィニッシュとなった。
徳島県内の「四国の道」24コースの内、多分このコースがワーストワンで
間違いないと思われる。十楽寺からの遍路道は徳島自動車の南に沿っており、
お遍路さんが歩くことも無く、特に見所も無いのに、なぜ急に北に向かう、こ
のコースになったのか、「たらいウドン」や御所温泉等のポイントに導くため
か、あるいは地元の土建業者にお金を落とすための政治的ルートかとも、うが
ちたくなるコースである。更に予算の都合があったのだろうが谷筋の道が流さ
れたのを修復もせず、何年も通行止めにしてあったために、歩く人にも見向き
もされず、どんどんと荒れ果ててしまう次第に至ったと思われる。その上に里
に近づくにつれ投棄ゴミで目をそむけたくなる場所もありで残念ながら、この
山中のコースはハイキングにはとてもお勧めできるものでは無い。
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