2017年7月の山行報告

    

  25周年記念山行   B・Cランク

旭岳




【日 時】2017年7月7日(金)〜7月10日(月)
【参加者】13名
【コースタイム】

7月7日(金) 天  気 晴れ

   松茂空港玄関ロビー6:30/5:20 ??? 羽田空港 8:55/10:40 ??? 旭川空港12:20
  /13:05 ?????? 旭山動物園 13:20/15:50  ?????? ホテル花神楽16:10/17:00  ??????
  (夕食移動) ?????? 鯉太郎(レストラン)17:45/19:15  ?????? ホテル花神楽 20:10 
  反省会21:00/21:40

【感想】
 松茂空港コイン駐車場に続々メンバーが到着してきた。予定の6時30分には空港受付
ロビーに意気込みも高く、心地良い緊張感を漂わせながら全員集合していた。搭乗券を受
け取り、荷物を預け身軽になったらエスカレーターで搭乗口の2階へ。持ち物チェックを
受け搭乗ゲートのロビーにて。 10分前の機内入場受付の案内と共に機内へ、座席番号
を探しながら奥へ進む。窓際の座席に座るとまもなく離陸。飛行機は雲の中に入り景色は
良くなかった。
 羽田空港着陸態勢に入った頃には天気も回復していた。 11番ゲートに到着。旭川空
港行きは17番ゲート。迷うのではないかとさんざん心配していたが杞憂に終わり、ゆっ
たりと過ごせた。旭川空港玄関ロビーには秋永さんご夫婦、島野、斎藤富士子さんが出迎
えてくれた。やってきました。北の大地に立ち、匂いや感触を確かめる。
 バスの運転手さんの挨拶を受け、予定の旭山動物園に向かう。東門前に到着早速園内へ。
快晴で日差しもきつく暑かった。時間の制約もあり、歩き回るのも疲れる。人気施設をピ
ックアップ。猛獣館、ペンギン館、ホッキョクグマ館、アザラシ館を見学。多くのメンバ
ーが憩いを求めて休憩所でかき氷やソフトクリーム等々で一息入れていた、少々疲れ気味。
そして、動物園を後にホテル花神楽コテージに向かう。旭川市の郊外緑豊かな広大な敷地
の中にホテルの本館、奥の緑の樹林に囲まれた場所にコテージが並んで建っていて北海道
らしい佇まい。予定の時間には本館前に集合。広い北海道を観光ドライブしながら、数十
キロ離れた夕食会場のレストランヘ。コテージに帰ると夜の帳はすっかり降りている。入
浴・交流会の後、明日に備えて就寝。


7月8日(土) 天気 晴れ

【コースタイム】
 起床5:00 朝食(弁当) 5:30コテージ 6:00 ??????  旭岳ロープウェイ === 姿見駅(ト
 イレ、ストレッチ) 6:52/7:10・・・・・姿見池7:30/7:33・・・・・6合目(休)8:00/8:10
 ・・・・7合目8:25・・・・・8合目(休)8:45/8:50・・・・・9合日2190m(休)9:12/9:
 15 ・・・・・旭岳頂上(写真・弁当)9:40/10:10‥‥雪渓を下り(休)11 :00/11 :05・・・・・
 荒井岳分岐11:27・・・・・間宮岳2285m11 : 35 ・・・・・中岳分岐11 :55/12:05・・・・・
 中岳温泉(休・弁当)12:43/12:55・・・・・裾合分岐1690m13 : 45 ・・・・木陰(休・弁当)
 14:00/14:10・・・・・第三展望台(夫婦池)15:20・・・・・姿見駅15:30/15:45・・・・・
 旭岳駅ロープウェイ15:55/16:10  ?????? 花神楽コテージ17:00/17:40 ?????? 鯉太郎(レ
 ストラン)18:20/19:15 ?????? 花神楽 コテージ20:10 反省会 21:00/21:40

【感想】
目が覚めると明るくなっておりやがて緑の樹林の中に陽が差し込んでくる。
朝食、昼食の弁当が配られ、忙しげに朝食を食べ終え、本館前で待っているバスに乗り込
む。北海道らしい田園風景を楽しみながらバスは大雪山旭岳の麓へと向かって行く。
旭岳駅ロープウェイに到着。100人乗りのロープウェイは、多くの登山者を載せて滑る
ように高度を上げて行く。姿見駅玄関テラスに立つと正面に白い雪渓、緑の裾野の奥に黒々
とした旭岳の雄姿がそびえ立っている。沢筋には活火山の噴気ガスが噴き出している。も
う森林限界に近い、ナナカマドやハイマツ等僅かな潅木が茂っている。右回りの緩やかな
登山道の脇にチングルマを見つけ、まもなく展望台となっている姿見の池の前に出る。池
は雪に覆われ旭岳の雄姿を映し出すことはできない。旭岳へはさらに近づき迫力を増す。
稜線に登山道は付けられ傾斜も段々増していく。体が揺り動かされる程の強風が吹いてい
るが、身体が冷やされ好都合でもある。大小の石が転がり火山榛のガレ場、ザレ場をジグ
ザグに急登する。6合目から7合目と高度が上がるにつれ視界も広くなる。周りを見渡せ
ば快晴で北海道の2000m級の山並みがどこまでも広がり、トムラウシや十勝岳等名だ
たる山々も並ぶ。見上げると金庫岩が大きくなっている。9合目も過ぎニセ金庫岩の前に
出ると傾斜も多少緩くなり、さらに金庫岩を過ぎるともう近い、目標の北海道の最高峰旭
岳登頂の瞬間を迎える。広がる裾野、北海道の屋根と言われる連なる山容、絶景を満喫。
山頂の広い斜面に這うように白い花が広がり、目に飛び込んでくるのはキバナシャクナゲ
の群生である。
周回コースに向かい下山開始、ガレ場の急坂下ると雪渓が広がっている。正面の後旭岳の
稜線に向かわず、左の沢の雪渓の中へ下り、熊ヶ岳の噴火口を目指す。雪渓が切れるとチ
ングルマの群生が広がり、振り向くと旭岳の雄姿が望める。
北海岳分岐から平らに広がる稜線上に標柱1本立ち、間富岳頂上の標識である。キバナシ
ャクナゲはじめとする広大なお花畑が広がる。北鎮岳の雄姿を見ながら稜線を下って行く
とコルに達する。中岳分岐から尾根道を下り出す。間宮岳や熊ヶ岳等の大雪山系から発す
る沢筋の一部に、奇岩の岩壁を作り出している。遠く裾野に広がる湿原は雪渓が残ってい
る。段々奇岩に近づいて行くと硫黄の匂いがしてくる。沢で多くの人たちが屯しているの
が見える。沢の中に足を浸けている。中岳温泉で足湯をして身体を休めていた。さらに下
って行くと、雪渓をいっぱい残した湿原、裾合平に入って行く。旭岳の裾野を横断するよ
うに延々と歩く。
ようやくはるか遠くに姿見駅の建物と電波塔が見えてくる。雪に覆われた夫婦池に達する
と姿見駅はもう近い。姿見駅のテラスからAグループのメンバーが温かく迎えてくれた。
ホツとするのも束の間、次のロープウェイで旭岳麓駅に下りて行った。そして、バスに
乗り込みコテージヘ。入浴後夕食会場に向かう。次にコテージで交流会と予定をこなす。