2017年7月の山行報告

    

  25周年記念山行   Cランク

十勝岳




【日 時】2017年7月9日(日曜日)
【天 候】晴れ
【参加者】3名
【コースタイム】
 望岳台出発7:10 ‥‥ 上温泉分岐7:36‥‥ 雲ノ平分岐 7:55/8:00 ‥‥十勝岳避難小屋 8:10 
  ・‥ スリバチ火口9:24 ‥‥ グラウンド火口 9:48/10:00‥‥+勝岳の肩 10:20 ‥‥
 十勝岳 10:46/11:20 ‥‥(1921m)地点11:40/12:00 …… 上ホロ避難小屋12:30/12:40……
 上富良野岳分岐 13:20/13:30 …… 雪渓14:20/14:25 ‥‥上ホロ分岐14:45 ‥‥
 安政火口下河原 15:15/15:25 ‥‥ 十勝温泉16:00/16:20 ‥‥カミホロ荘16:40

【感 想】
 前日に続き快晴。登山口の望岳台に着くと既に駐車場は満車に近い。正面に噴煙を上げる
十勝岳、左に美瑛岳、美瑛富士、右に富良野岳に続く稜線が広がる。十勝岳山頂迄は標高差
1147mの行程である。
 スタートして暫くは傾斜の緩やかな登山道。雲ノ平への分岐を過ぎ、避難小屋を過ぎる辺
りから傾斜が増し、岩の転がる急な尾根をペンキマークを頼りに高度を上げていく。遮るも
のは無く、強い日射しが辛い。振り返ると、旭川から美瑛、富良野と十勝平野が一望され、
望岳台から続く登山者の列がいつのまにか長く伸びている。
 スリバチ火口横に出ると一旦傾斜が緩やかになり、グランド火口を右に見て十勝岳の肩へ
の取り付きまで比較的平坦な尾根道が続く。取り付きから足場の悪いガレ場の急斜面を一気
に登ると十勝岳山頂に出る。 360度の大パノラマが広がり、北にトムラウシから大雪山
系の山々が望まれる。前日は強風で途中で登頂を断念した人もあったと聞いたか、今日はほ
ぼ無風状態、次々に登山者が上がってくる。
 下りは、上富良野岳から十勝岳温泉に降りることにする。北海道らしくない暑さには参る
が、せっかくの好天気、時間にも余裕かおり、展望を楽しみながらゆっくり歩くことにする。
 十勝岳山頂基部から上ホロカメットク山迄は西側が切れ落ち、東側がなだらかな斜面とな
った稜線歩きが続く。登山者は少なく、ツアーの団体客、短パンにTシャツ、ペットボトル
1本持つただけの外国の若者など。途中、Bグループと交差する。
 上ホロ避難小屋近くの雪渓下の水場で冷水を補給後、巻き道を通って上ホロカメットク山
を越える。山頂からの道と合流する手前でチングルマ、名前を忘れたが多分キバナシャクナ
ゲ、エゾツガザクラが咲き乱れるお花畑が現れる。ここ迄頑張ったメンバーヘのご褒美か。
 上富良野岳から十勝温泉迄は急な下り。 300段あるという木製階段や雪解け水で小川の
ようになった登山道を抜け、雪渓を三ヵ所ほど越えると、安政火口下の河原に出る。ゴール
は近いが、暑さのせいか、ここで最後の休憩を取っている人が多い。
 十勝温泉から、さらに車道を20分程歩いて宿舎のカメホロ荘へ入る。他のグループの状
況を電話で確認しながらロビーで到着を待つ。