【日　時】２０１７年９月２４日（日曜日）
【天　候】曇り
【参加者】５名
【コースタイム】
　貞光ゆうゆう館6：00　―　いやしの温泉郷7：15／7：35・・・登山口7：40・・・
　造林小屋跡9：00・・・山頂11：20／12：00・・・造林小屋跡13：15／13：25・・・
　登山口14：10・・・いやしの温泉郷14：15／14：30　―　貞光ゆうゆう館15：50
【感　想】
　おなじみのメンバー５人、貞光ゆうゆう館に集合し、三好市東祖谷菅生の「いやしの温泉郷」
を目指し出発。名頃からのコースが広く知られているが、今回は北面の標高約800ｍにある「いや
しの温泉郷」からのコースを歩く。
　到着後、各自ストレッチと準備を済ませ、登山口へ。ススキの原を抜けて樹林帯に入ると、奥
祖谷観光周遊モノレールの線路に出合い、何度か交差をしながら並行して登る。足元には９月１
７日の台風１８号で落果したのか、まだ黄緑色をしたどんぐりがいっぱい（ミズナラかな？）。道
沿いには小さな白い蕾をつけたミツマタが次々と現れる。人工林の中に自然林が残る場所を見つ
け休憩を入れ、造林小屋跡を通過。苔生した岩石や倒木の瑞々しい緑が美しい。針葉樹の森に少
し色づき始めたダケカンバ、ブナ、カエデが交じり、秋を感じる。木々の隙間からのぞく東方の
塔ノ丸から高城山辺りを眺めながら上へ。道端には咲き始めのトリカブト。次第に周りは笹にか
わり、1791ｍのピークに立つと緑の笹原と赤い屋根と三嶺の山頂が絵本のよう。笹の中に咲いて
いるリンドウやピンク色をしたヤマラッキョウの花がかわいい。山頂近くの池のほとりで名頃か
らの登山者と合流し、賑やかに山頂へ向かう。コメツツジの紅葉にはまだ早いが、東に剣山系、
西に天狗塚への稜線と360°の山々を一望し、心地よい空気の中でランチタイムのひとときをすご
す。
　お腹も満たし下山開始。足元に気を配りながら、造林小屋跡までノンストップで下る。登りの
時には出会えなかった二人乗りの色鮮やかなカブトムシ型モノレールに手を振りゴール。
　このルートは人が少なく、落ち着いた登山を楽しむことができた。以前から歩いてみたかった
道なので、とても満足した秋の一日であった。