2019年10月の山行報告

          
由布岳
    

10月例会報告(Cランク)
黒岳 前岳(1334m)〜高塚山(1587m) 由布岳(1583m)


 
  

【日時】 2019年 10月25日(金)〜27日(日)
【天候】 10/25  雨後曇り  10/26  晴れ  10/27  晴れ
【参加者】   計5名

【コースタイム】10/25  西部総合県民局6:00=三崎港9:30/10:30...佐賀関港11:40=白泉荘14:30
          10/26  白泉荘7:00→前岳9:30/9:45→高塚山12:30/12:50→風穴13:45/14:00→
                 黒嶽荘16:35→白泉荘17:00
        10/27  白泉荘6:00=由布岳登山口7:00/7:20→飯盛ケ岳分岐8:00/8:10→稜線9:45
                 →西峰10:06/10:16→(お鉢巡り)→東峰11:30/11:50→飯盛ケ岳分岐13:15/13:30→
                 由布岳登山口14:05/14:10=佐賀関港15:20/16:00...三崎港17:10=県民局20:00

【記録/感想】
         10/25   紅葉の九重山系を期待し、自家用車にて定刻に出発。高速を乗り継ぎ、四国の最西端佐田三崎にある
                 三崎港から九州大分県の佐賀関にフェリーで渡る。
         ここから今日の宿舎である白泉荘までは3時間足らずで到着。ここは天然の炭酸水が噴出することで
                 有名で、たくさんの人が炭酸水を汲んでいた。
         今日は時間があるので付近散策程度であすからの山行に備える。
     10/26  黒岳登山口は、白泉荘から少し移動し広い遊歩道を少し歩くと本格的な登山道となる。
        登山道は岩がゴロゴロして歩きにくく、しかも急なきつい登山道であり、大変体力を消耗する。健脚者
                向けのコースである。紅葉はまだこれからといったところであったが、高度を増すごとにカエデやドウダン
                ツツジなどの赤や黄色の紅葉が目立ってくる。
        傾斜が緩くなってきたところでようやく前岳に到着。山頂は展望は望めないが、これから向かう高塚山
                への縦走路上から、所々大船山から平治岳、さらにその奥に三俣山が望め紅葉の平原が展開している。
        高塚山への縦走路も結構アップダウンがあり、体力的にはきつい縦走であったが、所々から展望できる久住
                の山並みと紅葉が疲れを忘れさせてくれる素晴らしい景観が広がっていた。
        高塚山は多くの登山者がいる。多くは男池方面からのピストンで登ってきているようだ。我々みたいな
                前岳からの縦走組はごくわずか。
        高塚山からは一旦風穴に降りる。風穴は、昔冷蔵庫がなかった時、自然の冷気で食料を保存していた天
                然の穴で、西日本各地からの利用者がいたようである。
        風穴から白泉荘までは、地図上ではトラバース道になっており、平坦と思いきや、足元は岩がゴロゴロしてお
                り、明瞭な道はなく目印のテープが無ければ迷ってしまいそうな厳しいルートであった。
        行動時間10時間を要してようやく本日の宿舎である白泉荘に到着。風呂に入って疲れを癒し、明日の由
                布岳登山に備え早々に就寝となった。
    10/27   今日は由布岳登山。帰りの行程もあるので、なるべく早く出発したいと伝えたところ、午前5時半には
                朝食を用意してくれた。感謝!
        由布岳登山へは車で1時間足らず。しかし、今日は日曜日で天気も良く紅葉シーズンとあってか、登山
                口前の無料駐車場はすでに満車。仕方ないので、有料駐車場に駐車。有料といっても1日500円なので大
                きな出費にはならない。
        しばらくは広大な草原を左に飯盛ケ岳、右に由布岳を望む登山道を進む。登山道は昨日の黒岳登山道と
                は雲泥の差で、一般道なので、快適な登りとなる。途中所々で大展望を満喫しながら高度を稼ぎ、約2
                時間半で東西山頂の分岐稜線に着く。東峰が一般登山者向けのやさしい山頂となるが、今回はあえて岩
                △場のある西峰に挑戦。
        結構むつかしい岩場が連続し、帰路に不安がよぎる。
        山頂からせっかくなので、東峰までのお鉢巡りをすることにした。約1時間のコースであるが、ナイフ
                リッジの連続で相当緊張を強いられる縦走路であるが、おもしろかった。
         東峰で昼食・休憩後下山にかかり、3日間の秋の九州九重・由布登山を無事終えることができた。