2019年8月の山行報告

          
中尾山キャンプ 日光白根山・赤城山
    

8月例会山行 Aランク
「日光白根山・赤城山」


 
                            
【日 時】 2019年8月7日(水曜日)〜10日(土曜日)      
【参加者】  計 18名


8月7日(水曜日) 晴れ後雷雨
【コースタイム】 
  会事務所5:20−西宮名塩SA7:03/7:18−多賀SA9:12/9:25−神坂PA11:00−
  馬籠宿(昼食)−神坂PA12:50−梓川SA14:13/14:28−赤城高原SA16:42/16:55
    −沼田IC15:02−湯元温泉18:34
【感 想】
    朝日・虹を見て、740qの長いバス旅が始まる。ゆったりとしたシートで過ごす
 ことができよかった。車中でリーダーより「日光白根山」のビデオを見せてもらい、
 山行への期待が高まる。中央道の神坂PAより歩いて20分程で馬籠宿へ。散策をし
 たり、有名な蕎麦を食べたりする。再びバスに乗り、湯元温泉に向かう。午後から急
 な雷雨になったが、浅間山、妙義山、男体山など見ることができた。群馬県から栃木
 県日光市への国道沿いには、オオハンゴンソウをよく目にした。湯ノ湖畔にある「奥
 日光パークロッジ深山」には予定より少し早めに着いた。

8月8日(木曜日) 晴れ後雷雨
【コースタイム】
    湯元温泉7:00−丸沼高原ロープウェイ7:31==山頂駅8:00/8:11・・・・白根山11:20
    ・・・・弥陀が池近くの分岐(昼食)12:50/13:15・・・・菅沼登山口15:55/16:20・・・・
  湯元温泉16:37 
【感 想】
    天気は晴、少し涼しい朝だ。バスで丸沼高原に向かう。スキー場、キャンプ場にも
 なっていて「日光白根山ロープウェイ」の施設は充実している。15分で標高2000
 mの山頂駅に着く。白根山がはっきり見える。また、コマクサなどの 高山植物が見
 られた。
  ここでストレッチを終え、登山を開始する。最初はシラビソなどの樹林の中を進む。
 水分補給の小休止をとりながら、ゆっくりと登っていくと、ハクサンシャクナゲの群
 生(咲き終わっている)が現れた。この辺りからザレ場になり、歩きづらくなったが、
 「もう近いよ。」との声に励まされて頑張る。山頂付近は大きな岩場になっており、
 厳しい。他の団体客とすれ違うのも大変だった。ゆっくりとはできなかったが、五色
 沼が見え、周りの展望もよかった。ここから弥陀が池まで、急な岩場の下りになる。
 慎重にすべらないよう注意が必要だった。
  ようやく弥陀が池近くの分岐に着くが、急な天候の悪化が心配になる。急いで昼食
 をとり、雨具を着用する。急ぐと準備がままならない。何とか菅沼新道の樹林の中へ
 歩く。菅沼まで2qの辺りで雷雨が激しくなる。凄い雷鳴とともに雨も ひどくなり、
 CL・SLの指示で、登山道で身を低くしゃがんで雷から身を守る行動をとる。何分かし
 て下山を再開するが、登山道は川のように水が流れ、木の根や岩も滑りやすくなってい
 た。この間本当に長く感じたが、菅沼登山口近くになる頃には雨が止む。スマホが繋が
 らず心配していたが、バスが待っていてくれ、ほっとする。
    ホテルでは、雨具や登山靴を乾燥させ、明日に備えた。
    今日は山の天気の急変、雷雨の怖さを初めて体感した山行となった。

8月9日(金曜日) 晴れ後曇り雷音あり
【コースタイム】
  湯元温泉7:05−黒檜山登山口8:50/9:10・・・・黒檜山山頂11:40/12:15・・・・
  駒ヶ岳13:15通過・・・・赤城山ビジターセンター14:30/14:50−白駒荘18:15
【感 想】
 前日の日光白根山の雷・豪雨の経験から早い時間での下山を目指し、黒檜山ピストン
にするか又は駒ヶ岳を回る周回コースにするか議論され、出発当初はピストンと決定さ
れた。
  登山道は、ゴロゴロした岩道で、登るのは、苦戦の連続であった。途中、遠景に富士
山を微かに感じ取ることができた。しかし、雷・雨が降ればこのコースの下山は難しい
との思いがよぎった。メンバーの何人もが途中出合う地元の人に下山ルートについて意
見を聞いていた。すべての人が駒ヶ岳を含む周回コースを推奨した。昼食時にコース変
更が決定された。昼食後、山頂から2分の展望スポットに回った。北面から東面にかけ
て、谷川岳、武尊山、日光白根山が一望できたことは素晴らしかった。下山路は木や金
属のしっかりした階段が設けられていて、想像以上に安全に下山できた。
  国道120号線、関越道、上信越道、中部縦貫道をとおり、次の宿営地北八ヶ岳白駒の
池湖畔に立つ白駒荘に向かった。白駒荘は、バス下車後荷物をもって15分程木道の上
を歩かなければならない。大部分の荷物をバスに残すため、明日の行事を考えた十分な
荷物整理が必要である。木道の先に現れた白駒荘は大正11年創業(あと3年で百周年)
の昔ながらの山小屋風で、部屋には裸電球が燈っていた。夕食は、魚あり、肉あり、さ
らには天ぷらありと贅沢を極めていた。なかでもソバ、キクイモ、ホップ、ハンタマの
木の野趣あふれる天ぷらは、美味しくいただくことができたので、特に記しておく。お
酒も少々いただき、上機嫌で床に就いた。

8月10日(土曜日) 快晴
【コースタイム】
  白駒荘6:30・・・・白小駒の池一周コース散策・・・・7:15白駒荘帰着
  白駒荘駐車場7:50−会事務所17:15
【感 想】
 午前5時頃、水面に朝靄が立ち込めた向こうの朝焼けは、特に美しかった。
  6時からの朝食を済ませ、本日の活動は、盆休みの交通渋滞を考え丸山登山は実施せず、
 白駒の池を一周するコース巡りとした。6時30分出発し、苔むした林の中、悠々の散策を
 楽しみ7時15分山荘に帰着した。山荘代表者辰野氏の「3年後の百周年にはぜひお越し願
 いたい」との挨拶の後、山荘を後にし、7時40分すがすがしい気分で帰路のバスに乗り込
 んだ。7時50分バスが出発。途中、帰省ラッシュが予想されたが、運転手さんの適切な判断
 のもと、名神道・米原JCTから北陸道、舞鶴若狭道へ回り、予定より相当早い17時15分
  会事務所に全員無事帰着した。チーフリーダー、サブリーダーの皆様のご指導に心から
 感謝し、感想としたい。