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鶴林寺山(かくりんじやま)
山容写真 装備 積雪期 無雪期 地 図

    登山データ
    所在地  勝浦郡勝浦町大字生名字鷲ヶ尾14  地図 1/25,000 [馬場] [阿波三渓] 
    標 高=516.0m
    標高差=110m

    コースタイム
    生名コース
  JR徳島駅〜鶴林寺駐車場 自家用車で約1時間20分 32km
  路線バス 徳島バス JR徳島駅〜生名バス停 約1時


    コースガイド
  JR徳島駅から出る徳島バスの勝浦線を利用すれば、1時間で生名バス停につく。バス停のすぐ横に樹齢約450年のイチョウの 
 大木がある。その正面には「別格本山四国第20番霊場鶴林寺」の石柱が建っている。その左側を谷川に沿って歩く。民家の並ぶ道 
 を進むと、遍路道の標識が道案内をしてくれる。道の両側はミカン畑が続き、コンクリート道は山道に入って行く。スギ、ヒノキの 
 繁る山道は落ち着きがあり、ホット一息つく。急坂を登った所で、苔むした岩の間から清水がながれ出ている。弘法大師の杖突水だ。
 休憩にちょうどよい。その上には水飲み大師の祠がある。周辺は掃き清められており、地元の人の信仰の深さが伺える。
  ここからは階段の道になる。南北朝時代に建てられた丁石が次々と迎えてくれる。徳島県では最も古いものといわれ、現在11基 
 残っている。十丁の丁石近くで車道が横切っている。スギ林の中を進むと古道を忍ぶ石畳が現れる。200m程で鶴林寺の駐車場に 
 着く。
  仁王門をくぐり参道進むとスギの大木が立ち並ぶ。階段を登って行くと本堂があり、2羽の鶴が本堂の地蔵菩薩像を守っている。 
 本堂の右手にある三重の塔は江戸時代末期に建てられたもので、各層は和様、唐様と、それぞれ異なった建築手法を見る事が出来る。
  鶴林寺山は本堂左横の石段を登り、左へ上がると頂上である。頂上には無線中継所が建設されている。帰路は往路を引き返す。



    見所等
  四国第20番札所鶴林寺
  勝浦川と那賀川の間に位置する鶴林寺山。地形図に山名は記載されていない。勝浦町は県産ミカンの発祥の地である。今も生産農 
 家は多く、登山道もミカン畑の中を通っている。
  四国八十八カ所20番札所鶴林寺は数多くの参拝者でにぎわっている。地元の人からは「お鶴さん」と親しまれ、付近一帯は自然 
 公園に指定されている。鶴林寺境内には6体の地蔵尊と大師の像を納めた六角地蔵堂や忠霊殿、護摩堂、三重の塔などがある。仁王 
 門の仁王像は運慶の作であると伝えられている。

  注意点、その他