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山友讃歌
@ 高越の峰を 仰ぎつつ   吉野の流れ 滔々とうとうと   思いをせる 山仲間   今日の泊まりは 何処いずこの山河 A キレンゲショウマに 誘われて   剣の山を 草枕   飲んで語るは 一の森   昇る朝日に 涙を流す B 剣を出でて 次郎笈じろうぎゅう   朝露踏んで 丸石へ   こうの瀬 白髪しらが 越え行けば   尾根に木霊こだます コマドリの声 C 一夜を憩う 三嶺みうね小屋   霞む灯りは 我が町か   十六夜いざよいの月 池にえ   ああ万物の 精気天に満つ