<< 山岳映画の紹介 >>

   「徳島山と友の会」では、年6回 隔月(奇数月)に”ホームシアター”
  を事務所内に於いて開いております。100インチハイビジョンスクリーン
  でご覧になれます。(古い映像を除く)
  ご希望の映画のリクエスト等がありましたら、希望に添える範囲で対応させて
  頂きますので、掲示板へその旨を書き込みください。 
  また、直接お越し頂ける場合は、事前にメールを頂けると助かります。


・「山女日記」
  
 
「山ガール」が流行語となって久しく、女性の登山人口は増加の一途を
たどっています。そんな「山女」たちが抱える現実の問題やさまざまな
思いを描き、今の時代と女性の心を奥深くとらえた、湊かなえさんの
原作小説のドラマ化が決定しました! 
 NHK BS1で毎週土曜、午後5時から放送中の「実践!にっぽん百名山」
でメインMCとして多くの山の魅力を紹介している工藤夕貴さん。
 実際に、難易度が高い峰にも挑戦している男性顔負けの山女(山ガール)
です。そんな工藤さんを主演に迎えるプレミアムドラマ「山女日記」は、
山の持つ魔力や魅力、そして、いまの女性の心の琴線にふれた
「山を登る等身大の女たちの自立」をテーマにした「女性のための山ドラマ」。

放送予定】11月6日(日)放送スタート!
毎週日曜[BSプレミアム]後10:00〜10:49(全7回)
舞台 妙高山、火打山、槍ヶ岳、利尻岳、白馬岳、金時山、トンガリロ






・「エヴェレスト神々の山領」
  
   
  原作『神々の山嶺』(夢枕獏著)は、1994年から97年にかけて
『小説すばる』に連載された長編大作。実際にヒマラヤでの撮影が敢行され、
迫力ある映像が話題になっている。世界最高峰であるエベレストを舞台に、
孤高のクライマー・羽生丈二と、山岳カメラマン・深町誠、そしてふたりの
男に翻弄される女・岸涼子の物語だ。『エヴェレスト 神々の山嶺』は、
夢枕獏氏が構想から20年という歳月をかけて書き上げたストーリー。
しかし、物語の軸になるイギリス人登山家ジョージ・マロリーは実在の人物。
1924年にエベレストに初登頂したか否かはいまでも謎のままになっており、
遺体は発見されたものの、持っていったカメラは発見されていない。
フィクションとノンフィクションが入り交じるストーリー展開であります。




「予告」

・「エヴェレスト3D」
  
   ニュージーランドで登山ガイド会社を営むロブ・ホールの率いる登頂ツアーが
   ネパールに到着した。一行は約1カ月間、エベレストのベースキャンプで入念
   な準備を整え、いよいよ頂上を目指す冒険に出発する。合流した別のツアーと
   協力体制を組みながら、順調に第4キャンプまで登っていく。そして、ついに
   やって来た頂上アタックの日、固定ロープの不備や参加者の体調不良など、
   数々のトラブルを乗り越えながらも登頂に成功。しかし、トラブルによって
   スケジュールが狂い、下山の時間は大幅に遅れてしまっていた。さらに、登山
   隊の下山を待ち構えていたかのように天候が急激に悪化。体が徐々に死んでい
   くと言われる標高8000m「デス・ゾーン」でメンバーは散り散りになってしまう。
   人間が生きていられない領域でのサバイバル。果たして全員無事にキャンプへ
   辿り着くことは出来るのか――。


「予告」



・「銀嶺の果て」
  
 ”三船敏郎デビュー作品”1947年劇場公開
 
山の厳しさの描写は荒々しく、寒々しい。これはその頃の世相そのものを表現した
ものかもしれません。しがない中年二人(志村、小杉)と若いアプレゲール的な
三船敏郎が大胆な銀行襲撃犯人役で登場する。戦争がなければ、敗戦がなければ、
全く違う人生を歩んでいたかもしれない人々は大勢いたわけで、彼らはそうした
敗残者の代表でしょう。 最終的に、真っ白な雪山に飲み込まれていく(つまり
死亡する)のは改心しなかった二人で、人間らしい心を取り戻した志村だけが生
き残るという設定は素晴らしい。真っ黒な心を持つ凶悪な犯人も白い雪山で浄化
されていく。気が小さいくせに警官に発砲し、その音により雪崩を誘発して死ん
でいく小杉は哀れであり、自分だけ助かるために皆の命を繋ぐ命綱を切ろうとす
る三船はまるで芥川龍之介の小説『蜘蛛の糸』に出てくる主人公のようでもあります。





・「THE Mountain」
  
待望の山岳映画が蘇る”山”1956年劇場公開
  
  雲海にそびえるアルプスの山々に細く突き出すペンシル状の岩峰。山岳映画の魅力は
   まず大自然の壮観とロケーション効果にある。山の男たちは烈風や氷雪と闘い、目も
  くらむ断崖絶壁のすき問や、直角にそそり立つ岩肌にピトンを打ち込み、あえぎつつ
  登ってゆく。山岳映画作りをはばむハンディは運搬と気象条件にある。2000〜3000
  メートル級の氷壁や氷河に撮影機材をかつぎあげ、固定して撮影し、撤去するのは気
  が遠くなる大仕事だ。空気は希薄、絶壁には静かな日でも烈風が吹き上げ、吹き下ろ
  す。氷点下の厳寒ではバッテリーの能力が低下し、フイルム凍結に対応する処置も必
  要になる。「山」はフランス・アルプスのシャモニーに撮影隊の本拠をもうけ、モン
  ブラン周辺で撮った。撮影監督はドイツ系のフランツ・プラナー。“映画のハイファ
  イ"純正ビスタビジョン1960年に製作終了)カメラは通常の35ミリ映画カメラよりか
  なり大きくて重い。当時のヘリコブターは赤ちやん時代で山に近づくことができず、
  今日でも強風が吹きすさぶ絶壁に接近することは危険きわまりない。





  
  インドの旅客機がアルプスに墜落する。3700メートルの頂上のすぐ下、生存者はいない模様。52歳になるザカリー(スペンサー・
  トレーシー)は親の代から名ガイドとして知られた男、 あの峰の初登頂者だ。瀕死の重傷を負う事故を2度も起こして山をあきらめ、
  羊飼いに甘んじ、息子ほど年齢がちがう弟クリス(50年代のハンサム・スター、ロバート・ワグナー)の面倒を見るのを唯一の生き
  がいにしている。旅客機の郵便物だけでも収容しようと出発した救援隊はガイドが氷河の割れ目に落ちて死に、引き返してきた。
  厳冬を前にした11月は老練な登山家にも難物である。弟は山の仕事を嫌い、町に出てひともうけしようともくろんでいた。
  彼はとんでもないことを言い出す。「ふたりで墜落現場に行き、遺体の持ち物をちょうだいしよう」。兄は「死者の持ち物を盗むと
  はとんでもない罪だ」と拒否する一方、弟のよろこぶことなら何でもしてやりたい気持ちと板ばさみになり、気は進まないが承知さ
  せられてしまう。ザイル、ピッケル、アイゼンを手に、ひとたび登り出すと兄は恥ずべき目的は忘れ、登山家の情熱がよみがえる。
  横暴で気の強い弟と、弟の言いなりになっていた兄の立場は山を登る過程で逆転する。兄は恐怖と疲れに悲鳴をあげて弱音を吐く
  弟をはげまし、クリフハンガー状態をきりぬけて頂上へ引きあげる。兄は墜落現場に駆けつけて金品や財布を抜き取る弟のあさまし
  い姿に目をおおう。機体の中にインド人の若い女性(マ一口ン・ブランド夫人だったインド女優アンナ・カシュフイ)が生存してい
  た。兄は機体の破片でソリを作り、女をくくりつけて山をおろそうとする。弟は女を助ければ悪事がバレるので猛反対する。
  兄は弟の根性に愛想をつかわし、ソリを引いて別のルートを氷河へ向かう。このルートは弟ひとりでおりられない。
   振り向きもしない兄には、罪深い弟がクレバスに落ちた悲鳴も風の音にしか聞こえない。
   兄は弟を氷の山に置き去りにする。・・・・・
 
・「クライマー パタゴニアの彼方に」
「感動のドキュメンタリー山岳映画」を紹介
  そこに、まだ見ぬ世界があるから。命綱と素
手だけを頼りに世界最高峰の頂きを目指す
"若き天才"の挑戦を描いた感動ドキュメンタリー映画
「案 内」
 YouTube 「予 告」



・「K2〜初登頂の真実」
エベレストよりも登頂が難しいと、非情の山と恐れられている高峰K2初 登頂の陰に隠さ-れた真実に迫る山岳ドラマ。1954年に2人のイタリア人 登山家が歴史的偉業を成し遂-げるも、その後50年以上も初登頂をめぐり クライマーたちの名誉を懸けた訴訟が繰り広-げられた実話を基に、 イタリア隊によるK2制覇の全容を、『ラ・ボエーム』などのロバ-ート ・ドーンヘルム監督が圧倒的スケールで描き出す。
「予 告」







・「アンナプルナ南壁 7400mの男たち」
登山者の死亡率が高いことから「キラー・マウンテン」の異名を持つヒマラ ヤ山脈の難所アンナプルナ南壁での決死の救助活動を取材したドキュメンタリー。 2008年5月、アンナプルナ南壁を横断していたスペインのベテラン登山家イナキ ・オチョア・デ・オルツァが、高山病に襲われてSOSを発信した。知らせを受けた 世界10カ国の12人の登山家たちは、命をかけて危険な救助活動へと向かう。 自らの登山プランを断念して現場へ急行したスイスの登山家ウーリー・ステック、 13年にエベレストで命を落としたロシアの登山家アレクセイ・ボロトフら、救助 活動に参加した有名登山家たちの証言を中心に、貴重な映像を交えながら当時の 様子を振りかえる。
「予 告」






・「ビヨンド・ザ・エッジ 」
1953年にエドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイによって成し遂げられた エベレスト初登頂の模様を、再現ドラマと当時のアーカイブ映像や本人たちへ のインタビューを交えて3Dで描いたドキュドラマ。1953年、各国の登山隊がエ ベレスト初登頂を目指すなか、陸軍大佐ジョン・ハント率いる362人のイギリス 遠征隊もまた、前人未踏の8843メートルの頂を目指すことになる。 先行した第1次アタック隊は体力と酸素を消費し、目前で登頂を断念。 ヒラリーとノルゲイの第2次アタック隊が頂点を目指すことになるが、 そんな2人を自然が生み出す猛威が襲う。
 「予 告」






・「春を背負って 」
日本を代表する名撮影監督で、2009年の「劔岳 点の記」で初メガホンをとった 木村大作が再び監督業に挑んだ長編作。笹本稜平の原作小説を映画化し、 立山連峰を舞台に、山小屋を営む家族とそこに集う人々の人生や交流を描き出す。 立山連峰で父とともに幼少期を過ごした亨は、厳格な父に反発し、金融の世界で 金が金を生み出すトレーダーとして過ごしていた。しかし父が他界し、通夜のために 帰省して久々に故郷の山に触れた亨は、父の山小屋を継ぐことを決意する。 当初は山での生活に苦労する亨だったが、亡き父の友人でゴロさんと呼ばれる 不思議な男・多田悟郎や、山中で遭難したところを父に救われたという天真爛漫な 女性・愛に囲まれ、新しい人生に向き合っていく。
 「予 告」






・「K2 愛と友情のザイル」
  弁護士で個人主義者のテイラーと物理学者で伝統的な道徳観を持つハロルドは、   全く対照的な性格だが世界中の山を制覇するという目標で一致しており、堅い 絆で結ばれていた。ある時、2人がアラスカの断崖でトレーニングをしていると、 世界的な登山家クレイボーン率いる山岳パーティが雪崩に巻き込まれる。 彼らを救助した2人は、彼らが次にK2への登頂を計画している事を知り、   パーティに加わる事になる。様々な困難を乗り越えK2登頂を目指すハロルドと テイラーであったが、最終アタックの2名に選ばれず、お互いの間に亀裂が生じ る。そんな中、最終アタックの1人が遭難してしまう・・・・・・・
 YouTube「本編1/7」
 YouTube「本編2/7」
 YouTube「本編3/7」
 YouTube「本編4/7」
 YouTube「本編5/7」
 YouTube「本編6/7」
 YouTube「本編7/7」







・「氷壁」
朝日新聞連載の井上靖の同名小説の映画化。「悲しみは女だけに」の新藤兼人が脚色し、 「暖流(1957)」のコンビ増村保造が監督、村井博が撮影した。主演は「春高楼の花の宴」 の山本富士子、上原謙、「母(1958)」の菅原謙二、「江戸っ子祭」の野添ひとみ。 その他、川崎敬三、山茶花究、浦辺粂子などが出演している。色彩は大映カラー。 魚津恭太と小坂乙彦は元日の明け方前穂高の北壁にしがみついて吹雪と闘っていた。 あと十米ほどで岩場がつきるという時、猛然と谷間から雪が吹き上げ、二人を結び つけていたナイロン・ザイルが切れ、小坂の体は転落して行った。どうしてザイル は切れたのか−−間もなくナイロン・ザイルの衝撃実験が八代教之助の手によって 行なわれた。教之助は、皮肉にも死んだ小坂が命をかけて慕い、そして過去に一度 だけ関係のあった八代美那子の...









・「氷壁(NHK)」
井上靖の山岳小説「氷壁」をもとに、その設定を現代に置き換えて、世界最難関の山K2を 舞台に繰り広げるスケール感溢れるサスペンス・ドラマ。山に魅せられた男とその男を愛 してしまった女の美しくも哀しいストーリーをスリリングに描いた傑作。 最後まで目が話せない!出演は玉木宏、鶴田真由、山本太郎ほか。









・「聖職の碑」
『聖職の碑』(せいしょくのいしぶみ)は、中央アルプスの木曽駒ヶ岳における山岳 遭難事故を題材とした新田次郎の山岳小説および、それを原作とした鶴田浩二主演の 映画。1913年(大正2年)8月26日に長野県中箕輪高等小学校(現・同県上伊那郡箕輪 町立箕輪中学校)の集団宿泊的行事として実施された木曽駒ヶ岳集団登山における気象 遭難事故の実話に基づき極限状態での師弟愛を描き、「生きること」「愛すること」 の意味を問いかけた。 中箕輪尋常高等小学校の生徒25人、青年会員9人、それに引率の赤羽校長(鶴田浩二)、 清水先生(三浦友和)、征矢先生(地井武男)の計37人が、大正2年8月26日に恒例の 木曾駒ケ岳登山に出発しました。しかし、測候所の予想に反し、天気は急速に悪化。 そのうえ、頼みの山小屋は心無い登山者のおかげで全焼していました。暴風雨の中、 仮小屋を作って懸命に耐える一行ですが、生徒の一人が死ぬとパニック状態に。 我勝ちに下山を始める一行は、一人また一人と息絶えていくのでした。








・「八甲田山」
『八甲田山』(はっこうださん)は、新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨』を原作と する日本映画。橋本プロダクション・東宝映画・シナノ企画の製作で1977年に公開 された。1902年(明治35年)1月に日本陸軍第8師団の歩兵第5連隊が青森市街から 八甲田山の田代新湯に向かう雪中行軍の途中で遭難した事件。訓練への参加者210名中 199名が死亡(うち6名は救出後死亡)するという日本の冬季軍事訓練における最も多く の死傷者が発生した事故であるとともに近代の登山史における世界最大級の山岳 遭難事故である。
 YouTube「予告」










・「白き氷河の果てに」
登頂の難しさでは世界一といわれるパキスタン・カラコルムのK2(海抜8,611m)。 その氷壁に39名の日本山岳協会K2登山隊が挑む。1977年5月26日スカルド出発。 総勢約500人のポーターを従え、岩と砂と闘いながら史上最大のキャラバンを敢行。 6月16日、標高5,200mにベースキャンプを設定。悪天候と雪崩の危険に遭遇。 幾多の困難を乗り越え、8月8日、9日、遂に日本人初、二度にわたるK2登頂に成功した。 山に人生を賭け、人間の限界に耐え、K2に挑んだ"町の山男"たちの遠征を追う。









・「植村直己物語」
1973年、グリーンランドで犬ぞりの訓練をしていた植村直己が日本に一時帰国した。 彼は馴染みの店の近くに住んでいる野崎公子という女性に出会い、心を惹かれる。 彼は公子に自分の書いた本を手渡す。公子は本を読み、植村直己について知る。 植村は大学時代、優れた登山家である友人の小川に連れられて初めて雪山登山に挑んだ。 そこでの失態を恥じた彼は、猛トレーニングを開始した。4回生の時、小川のアラスカ での経験を聞いた村は、海外への憧れを強く抱くようになった。 植村は就職もせず、 海外へ飛び出した。フランスでアルバイトをしていた彼に、小川達のグループから ヒマラヤ登頂の誘いが来た。第一次アタックに失敗したグループは、元気の残っている 植村を第二次アタックに挑ませる。植村は期待に応え、登頂に成功した。 その後は単独での登山を続け、植村は五大陸の最高峰単独登頂に成功。彼は目的を山から 極地へと転換する。公子と結婚した植村だが、冒険への意欲は全く衰えることが無い。 彼は南極大陸を犬ぞりで横断する計画を立てるのだが…。
 YouTube「予告」










・「北壁に舞う」
世界三大北壁と言われるマッターホルン(四四七八メートル)、アイガー(三九七〇メートル)、 グランドジョラス(四二〇八メートル)の中で、最も困難なグランドジョラス北壁を単独登はんに 成功した長谷川恒男の壮挙を描いた長編ドキュメンタリー。一九七九年三月四日午前十時三〇分、 一人の日本人青年が一七四時間にわたるひとりぼっちの苛酷な戦いの末、グランドジョラス北壁の ウォーカーピークの登頂に成功し、世界登山史上に輝ける北壁三冠王となった。長谷川は日本有数 のクライマー、森田勝、勝野惇司らと登はんに出発するが、森田の遭難と救出、勝野の断念の後、 二月二十五日、再度ひとりで登はんに挑戦、八日後、下で待つ同伴した妻満子に、トランシーバー で、登頂成功を伝えるのだった。松山善三の総監修のもとに、撮影は「白き氷河の果てに」の 赤松威善、同作の阿久津悦夫、「美の美」のピエール・リギャル、明石太郎、フランソワ・シュニ ベスなどがそれぞれ担当。









・「アイガー北壁」
アルプス登攀史上最大の悲劇ともいわれた実話をもとにした、ヒューマンドラマ。 時代はベルリン・オリンピック開幕直前、1936年の夏。ナチス政府が世界へ時刻の 優秀さを示すため、前人未到のアイガー北壁のドイツ人初登頂を強く望んでいた。 そんな中、山岳猟兵であったトニー(ベンノ・フュルマン)とアンディ (フロリアン・ルーカス)は、かずかずの難しい山を次々と踏破し、 優秀なクライマーとして世間に知られ始めていた。 2人はそんな世間の盛り上がりに少なからず戸惑いを覚えていたが、 《殺人の壁》と恐れられていた難攻不落のアイガー北壁への挑戦を決意する。
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・「ヒマラヤ運命の山」
“裸の山”と呼ばれるナンガ・パルバート(標高8,125m)ルパール壁は、 多くの登山家が挑戦し、命を亡くしていた。1970年、若き登山家として活躍 しはじめた25才のラインホルト・メスナーは、ヘルリヒコッファー博士の遠征隊 への招待を受け、弟ギュンターと共に参加することになる。6月、ふたりは悪戦 苦闘のすえ、子供の頃から夢だった前人未到のルパール壁の初登攀を果たす。 しかし、難所の下降にほぼ成功しかけたとき、突然の悲劇が襲いかかる。 登攀成功から一週間後、下山に成功し戻ってきたのは兄ラインホルトひとり だけであった。運命の山ヒマラヤで、兄弟に一体何があったのか?
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・「劔岳・点の記」
標高2999メートル、氷点下40度の大自然に挑んだ儚き人間の姿を描いた感動作! 陸軍陸地測量部の柴崎芳太郎は、日本地図最後の空白地点を埋めるため、 「陸軍の威信にかけて、劔岳の初登頂と測量を果たせ」との厳命を受ける。 妻・葉津よの励ましを受け、柴崎は前任の測量手・古田盛作から紹介された 案内人の宇治長次郎と劔岳の調査のため山に入るが…。
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・「天と地の間に」
『岩と炎』『星と嵐』で山の詩人とも哲学者とも呼ばれ、世界的名声を持つ登山家 ガストン・レビュファが製作・監督・脚本を担当して作った記録映画で、一九六一年 イタリアのトレント市主催の第10回国際山岳探検映画祭でグランプリを受賞した。 撮影には山岳写真家として広く知られているジョルジュ・ティラと彼の息子ピエール ・ティラがあたり、類のない色彩美豊かな画面を作り出している。 映画はまずポール・ベリエという五十歳のアルピニストを案内して、マッターホルン に登るガストン・レビュファの姿に始まる。ゴルネル氷河、モンテ・ローザ、ポリッツクス などを見下す頂上に立って、心から喜びにひたるポールを見てレビュファは幸福を感じる。 ガイドはパートナーが喜んでくれるときが、山に来て一番嬉しい瞬間なのだ。 次いでポールの頼みで、彼の十五歳になる息子に高山雪の美しさを見せることになり、 山に登る。







・「星に延ばされたザイル」
一本のザイルに生命を託し、垂直の大岩壁に挑むアルピニストたちの行動を描く 「天と地の間に」の続篇山岳記録映画。製作・監督・脚本はガストン・レビュファ、 撮影はルネ・ベルナデ、音楽は越部信義が各々担当。出演はガストン・レビュファ、 リノ・ドンビート、ジャン・ジュージュ、コンラッド・キルシュ、エドウィン・ マシューズ、クリスチャン・ランジュバル、鈴木勝など。 アルプスのガイド第一人者としてのレビュファは、この映画のために以下の七つの 山を選んだ。一、ゼクラン山群の美しい氷雪コースであるバール・デ・ゼクランの 北壁。二、ゼクラン山群の代表的な大岩壁であるラ・メイジュの南壁。三、全アル プスで最も素晴らしい山行のひとつとされているシャモニ針峰群縦走。四、イタリア のドロミテ山群の尖塔、ワヨレット岩峰群のスピゴロ・デラゴ。六、フランスとスペ イン国境のピレネ山脈にある...   映像"モンブランの垂直尖塔"グラン・カピュサン"
 YouTube「星に延ばされたザイル」









・「星と嵐」

1945~52年にかけてアルプスの「6つの北壁」を登攀したレビュファが、山岳ガイド という職業に対する誇りやザイル・パートナーとの友情、アルプスの自然への賛美 を高らかに歌い上げる。1954年に山岳文学大賞を受賞し、日本でも多くのファンに 親しまれた名著の改訳決定版。フランスが生んだ伝説のアルピニスト、ガストン・ レビュファが監督を務めた山岳ドキュメンタリー。グランド・ジョラス北壁、 アイガー北壁、マッターホルン北壁、チマ・グランデ北壁など、アルプスで もっとも困難と言われる5つの北壁にアタックする。グランド・ジョラス北壁、 アイガー北壁などアルプスで最も困難といわれる5つの北壁にアタックを敢行した ガストン・レビュファのドキュメンタリー映画。国際山岳探検映画祭グランプリ受賞作品。









・「バーティカル・リミット」
3年前、ロッククライミングの途中で事故に遭い、自分たち兄妹の命を救うために、 自分の命綱を切って死んだ父親。その記憶に悩み続ける写真家ピーターは、 妹アニーの属するK2登頂チームが雪崩で遭難したことを知り、 チームを組んで救助に向かう。









・運命を分けたザイル」
アンデス山脈にある前人未到のシウラ・グランデ峰登頂に挑んだジョーとサイモン。 しかし天候の悪化によって、ジョーが片足を骨折する。サイモンは、2人とも命を落 とすか、あるいは動ける自分だけが助かるべきかで悩み、ジョーとの命綱である ザイルを切る選択に迫られる。実話を基にしたノンフィクション文学のベストセラーを、 ドキュメンタリーかと見紛うような映像で再現した一作。









・「岳 ガク」
雄大な北アルプス山系。そこには、誰よりも山を愛する男・島崎三歩(小栗旬)がいた。 世界中の巨峰を登り歩いてきた三歩は、山岳救助ボランティアとして登山者たちの命を 守っている。そんな三歩の暮らす山に、新人救助隊員の椎名久美(長澤まさみ)がやっ てくる。久美は過酷な訓練を乗り越え成長していくが、実際の救助では遭難者の命を救う ことが出来ない日々が続く。そんな折、猛吹雪の冬山で多重遭難が発生。仲間と共に救助 に向かう久美を待ち受けていたのは、想像を絶する雪山の脅威! その時、三歩は……!?
 YouTube「予告」









・「氷壁の女」
何よりも登山シーンの迫力と美しさがいい。特に、ダグラスとガイドのヨハンの2人 が急峻な雪壁を登ってゆく場面で、下から見上げるように映した太陽の照り返し具合や 山の雰囲気は抜群。ストーリーは、ひとつひとつのエピソードの積み重ねを通じて、 ケイトの微妙な心理・心の移り変わりがうまく描かれており、自然な形でラストへと つながっている。舞台は1932年。麻のロープや肩がらみ確保など、 往時の登山の雰囲気も味わえる。フレッド・ジンネマン監督の遺作。









・「クリフ・ハンガー」
冒頭、いきなりの緊迫した場面で惹き付け、そこから岩壁登攀、雪崩、吊り橋爆破、 振り子トラバースとスリリングなシーンが連続する。まさに、アクション ・エンタテインメントの王道をいく作品だ。“cliffhanger”という単語には、 崖にぶら下がる人″と連続冒険活劇″の2つの意味があるが、文字通り 「クリフハンガー」としか言いようがない展開。『ランボー』シリーズの スタローンと、『ダイ・ハード2』のレニー・ハーリン監督の魅力が 合わさった作品。単純に楽しもう。









・「エベレスト・若きクライマーの挑戦」
カナダ人初のエベレスト登頂隊の実話を、壮大なスケールで映画化した山岳ドラマ。 若き登山家ローリーをはじめとする登山隊が、カナダ人として初のエベレスト登頂を 成功させるべく訓練登山に励んでいた。ところがその途中、仲間のひとりであるジョン が滑落死してしまう。ローリーたちはジョンの死を悼みながらも、1982年夏にエベレス トへ向けて出発。そんな彼らを待ち受けていたのは、あまりにも過酷な運命だった。 出演は「スター・トレック」シリーズのウィリアム・シャトナー、TVシリーズ「ビバ リーヒルズ高校白書」のジェイソン・プリーストリー、「メン・アット・ワーク」 のレスリー・ホープほか。









・「エベレスト死の彷徨」
1996年、エベレストで大量遭難が起き、難波康子さんら数人が亡くなった。 その再現ドラマで、TV映画ながら事実に忠実に作られているようだ。 撮影場所はよくわからないが、雪山の景色もリアルなら高所での苦しそうな 演技もリアル。90分があっという間に過ぎてしまった。死に至るまでに描か れる自然の厳しさがちょっと物足りない感じはするが、全体的にはよくでき ており意外な拾い物。登場人物が多すぎて頭に入らないという難点はあるが、 難波康子さんを演じた俳優もうまい。









・「キャラバン」
ネパール北部に住む村人たち、生きるためにヤクを連れて出かけるキャラバン、 世代交代や確執・葛藤・・・・・。一応ストーリーはあるものの、荘厳で雄大な風景を 見ていると、ドキュメンタリーのような、一編の叙事詩を見ているような気に させられる。とにかく映像が見どころで、音楽が耳から離れなくなる。 99年ロカルノ国際映画祭最優秀観客賞、99年フランダース国際映画祭最優秀観客賞 など多くの賞を受賞した作品。









・「バーティカル・ハンガー」
偶然出会った2人の山男。その対比がまず面白い。白人と黒人、慎重な男と大胆な男、 神を信じる男と信じない男、登山より大事なものがあるという男と何よりも登山が 大事という男。ことごとく正反対の2人は、時にぶつかり反発しあいながらも、 どこかで相手のことを認め、協力し合いながら未踏壁を目指す。日本で公開されな かったのは、宗教色の濃さゆえだろうか。難攻の未踏壁にしてはありふれた雪山 にしか見えないのは残念だが、なかなかの秀作。









・「氷雨」
山はメロドラマのおまけくらいだろうと思って見ていたら、意外に本格的でビックリ! 韓流らしいメロドラマと、本格的な山岳映画の両面を兼ね備えた作品。前半、 現在と過去が交錯しているため、人物を認識するまではストーリーがよくつかめなか ったが、カチッとはまった瞬間からはウソンとジュンヒョンの心情、微妙なやりとりが 胸に迫ってきた。フルCGの登攀シーンや滑落シーンがとにかくすごい。CG恐るべし。 ザイル切断シーンが玉に傷。アラスカのアシアックは架空の山とのこと。









・「エベレスト 若きクライマーの挑戦」
実話に基づく再現映画で、本物のエベレストの映像を適度に配してリアル感を出して いるあたりはなかなかいい。そこは一押し。1982年にエベレスト登頂なんて、 世界的にはたいした話ではないが、カナダ人初という意味では感動的な仕上り。 一方、標高7,000m付近での喧嘩など、そんな馬鹿なというシーンもある。途中、 人間関係のもめ事が多くて今ひとつなのに、最後はみんないい人になってしまっている。 事実なのかもしれないが・・・。終わり良ければ全て良し、としよう。









・「運命を分けたザイル2」
アイガー初登攀を巡る有名な悲劇を映画化。「運命を・・・」の前作同様、 再現ドラマと語り手の映像を交互に見せるセミ・ドキュメント方式だが、 今作の方がドキュメント色が強い前作が遭難・生還した本人の語りという強烈さを 持っているのに比べると、語り手がジョー・シンプソンでなければならない必然性が ないためだろう。とはいえ、アイガー北壁の厳しさと美しさを切り取った映像は迫力 があり、見ごたえ十分。









・「さらば白き氷壁」
1961年、モンブランのフレネイ岩稜に、ピエール・マゾーらフランス隊とワルテル・ ボナッティらイタリア隊の計7人が挑み、うち4人が命を落とした。 その悲劇を再現したセミ・ドキュメンタリー映画。ピエール・マゾーが本人役で出演。 原題は“INFERNO AM MONT BLANC”(=モンブランの大惨事)となっており、 ストーリーそのままの意味。それにしても、なぜ西ドイツが映画化したのだろう?









・「アイガー・サンクション」
アイガー北壁での登攀シーンの迫力は確かに素晴らしいが、原作同様、本作は 今ひとつしっくりこない。北壁でのサンクションは、大変な状況を作り出すための 設定にしか思えず、必然性が感じられない。挙句の果てのどんでん返しがコレでは ちょっと・・・。主役のヘムロックも、冷徹な殺し屋というよりは、血の気の多い女好 きの気分屋にしか見えない。その辺が低い評価の理由だが、高い評価をする方も 多いので、人それぞれなのだろう。