6月例会山行 B.Cランク合同
豊受山〜赤星山 縦走
【日 時】2009年6月5日(金) 【天 気】曇
【参加者】計7名
【コースタイム】
石井事務所5:30−−美馬IC・川之江工IC−−登山口7:40/8‥05 … 豊坂越8:40‥
‥豊受神社 … 豊受山山頂9:25/9:30 … 赤星の祠 … 赤星山山頂11:10/
11:35 … 野田分嵯12:10 … 三度ガ崖12:35/12:45 … 豊坂越13:05 …
登山口 13:45/14:00−−川之江工C・美馬IC−−貞光道の駅−−石井事務所16:40
【感想】
やまじ風と赤星の伝説が残る山々
宇摩地方は春先に低気圧が日本海を通るとフェーン現象を伴う日本三大局地風の「やま
じ風」と称する強い南風が災害をもたらしており、その風は豊受神社の風穴から吹き出す
とされ、それを鎮める為に年に2回、風穴に団子を投げ込む神事があるとか。皿ガ峰のよ
うな風穴を想像していたが唯の岩穴で、これは期待はずれだったが赤星山の頂上から赤い星
形が刻まれた詞に至る道には丁度カタクリの群生が実をつけていました。カタクリは木々
がまだ葉を出さず日光が地面に十分当たる間に花を咲かせ結実したら種だけを残し溶けて
消えてしまうので、結実した姿を見られる期間はごく短いとかで、これはラッキーでした。
道々にはエンレイソウ、山筍薬、コチヤルメソウ、ユキザサ、バルトラノオ、ニリンソ
ウ等が花の終わった姿を見せていました。先月まではこれらの花を脇役に、アケボノツツジ、
石楠花、ミツバツツジなどの花々がこの山の主役を競っていたことでしょう。それらほど
派手ではないが、代わってガクウツギ、ヤブウツギ、ツクバネウツギといった空木類の花々
が登りの苦しさを癒してくれていました。晴天であれば北は燵灘の海、西は赤石山系、南
は高知県境の山並みが見られるという最高のロケーション地であるが、終始ガスに隠れ残念
ながら展望は得られなかった。このルートは林道が奥まで通じ、急な登り下りが少ないの
で標高の割りには比較的楽に花と緑が楽しめれるコースでした。瀬戸内海側からのルート
は皇子渓谷に名瀑が多いようなので、秋の紅葉も楽しみな山ではないでしょうか。
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