2月例会山行 Cランク
中蒜山
【日 時】 2011年2月20日(日曜日) 【天 候】 曇時々晴
【コ−スタイム】
会事務所3:55――蒜山高原SA6:25―― 塩釜ロッジ(登山口)6:45/7:15‥‥
尾根筋8:25‥‥頂上6:45/7:15‥‥塩釜ロッジ13:10/13:35‥‥会事務所16:50
【感 想】
今冬は予想外の豪雪。計画会で検討の結果、予定していた大山を断念し,中蒜山に
向かうことにした。
早朝4時に石井を出発,蒜山高原SAで夜が明けると,蒜山三山が並び立ち,さら
にこの時期には珍しく,伯耆大山の全容がくっきりと浮かびあがる。
登山口の塩釜ロッジ周辺で1m近くの積雪がある。しかしロッジ横から明瞭な踏み
跡が続いており,歩きやすいが,雪質は湿り気を帯び重い。うっかり踏み跡をはずす
と,腰まで雪に埋まり。簡単には抜け出せない。一合目の標識から,トレ−スに従い
夏ル−トと別れ西側の尾根に向かって進む。途中スノ−シューを付けるが雪質のせい
か,歩きにくい。高度が上がり傾斜が増すとアイゼンに変える。樹林帯を抜けるあた
りから風が強くなり,ストックで身体を支えながら登る。頂上が近づくと足下はアイ
スバ−ン状になり、さらに稜線上は雪庇が発達し,クラックが走っている。
強風の中,頂上に立つ。北方,大山は既に山頂が雲に黒く覆われている。この強風
では大山はやはり無理か。記念写真撮影後すぐに避難小屋に向かい,備え付けのスコ
ップで雪を掻いて室内に入り昼食をとる。
予定時刻より早く到着したため,下山路は途中から踏み跡のない沢沿いを下ること
にする。各自スノ−シュ−,ワカンを着けて,東側に沢を一端下り,尾根を登り返す。
扱い慣れていないこともあり,何度も転げ落ちるが尾根に乗ればスノ−シュ−が威力
を発揮する。尾根筋に忠実に下っていき、一度方向を見失うが,再び沢沿いに登って
くる踏み跡に出会い,やがて1合目の標識に出る。
ここからは,キャンプ場の白い雪原をスノ−シュ−で進む。振り返れば,中蒜山が
白く聳え立ち爽快。帰りの蒜山SAで再び大山が姿を現し,私たちを見送ってくれた。
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