2011年7月の山行報告

      
剣山〜ジロウ笈 黒笠山〜津志嶽

  7月例会山行   Aランク

剣山〜ジロウ笈


【実施日】  平成23年7月10日(日曜日)         
【コ−スタイム】
  会事務所5:53=見越第二駐車場8:60/8:50→見越分岐9:50/10:00→西島
  10:35→ジロウとのコル11:25→ジロウ笈12:15/12:35→ジロウとのコル
  13:15→剣山13:50→西島14:45→見越駐車場15:45
【感 想】
  見越第二駐車場で身じたくストレッチの後、4班編成で出発する。登山口は我々の
 グループだけであった。
 すぐに約1m位の幅の沢(石と少量水有)を渡り、ゆっくりした歩きで高度を稼
 いでいく。見越分岐まで勾配もあり、出発直後で身体も順応していなかったが、心
 地よい風や春セミの鳴声・ウラジロモミの木々等に剣山に来た事を実感する。
  西島へのトラバースに入ると、他の登山者に出会い、挨拶や登山道でのすれ違い等
 マナーを実践していく。西島周辺ではウグイスの鳴声がよく聞かれ、和まされた。
 ジロウ笈とのコルまでには、剣山の湧水に手を浸したり、鹿も食べないというテン
 ニンソウやトリカブトの群生に目を見張る。大きな石灰岩を過ぎると、ビロードの様 
 な美しいジロウ笈が見えて来た。
  ジロウ笈分岐からは、急登を登り頂上を目指す。呼吸を整え歩幅を狭くし、一歩一
 歩踏みしめる。ジロウ笈頂上に到着したと思ったが、なだらかな道を登りきった所
 が頂上で少し意外であった。ジロウ笈頂上からは、一面のミヤマクマザサやウラジロ
 モミ等の木々に覆われた剣山の眺めが見事であった。
  ジロウ笈頂上で昼食後下山となる。傾斜がきつく、神経を集中して足堤を選んで歩
 く。ジロウ笈分岐まで下り、ヤレ々と思ったのもつかの間、目ノ前に剣山への登りが
 始まる。
  他の登山者とすれ違いながら登って行くが、先程までジロウ笈の急な登りを経験し
 たので歩幅を狭く登ることが出来た。剣山頂上では木道を通り、山小屋近くで休憩す
 る。翌日の新聞で、頂上のしめ縄を取り替えたと載っており、見られなくて少し残念
 であった。剣山頂上からは、ジロウ笈・三嶺・塔ノ丸・丸笹山等初夏の山々を楽しむ
 事が出来た。
  剣山頂上から西島への下りは階段が多く、バランスをとりながら集中して歩く。ト
 ゲアザミがあちこちに咲き、足元を彩っている。
  登山口を出発してから晴天が続いていたが、午後より空模様が変わり西島から見越
 へコースを変更する。雷が鳴る中、注意して足場を確かめながらゆっくりと見越に下
 った。