2019年6月の山行報告

                      
剣山クリーンハイク石 鎚 山 奥白髪山(本山)
    

6月例会山行(Cランク)
西之川〜大森山(1399m)〜土小屋〜成就社〜西之川


 

【日時】   2019年 6月29日(土)〜30日(日)
【天候】   6/29  晴れ後曇り後雨
       6/30  雨
【参加者】 6名
【コースタイム】 6/29  西部総合県民局5:45-(高速利用)-西条IC7:00=西之川登山口駐車場
                  7:40/8:00・・・大森山11:30/11:55・・・国民宿舎石鎚14:10
           6/30  国民宿舎石鎚 6:20・・・東陵分岐7:30/7:35・・・二ノ鎖分岐8:05
                 ・・・夜明峠8:35・・・前社森8:50/9:10・・・八丁コル9:50
                 ・・・成就社10:20・・・山頂成就駅10:35/10:40-(ロープウエイ)
                 -下谷駅10:50・・・駐車場11:05/11:25-西部総合県民局14:00
【感想】
      6/29
        夏山トレーニングとして、比較的長く標高差を稼げる石鎚山系大森山に登山。
     この山は土小屋から眺めると三角錐のよく目立つ山であるが、石鎚山系のメインルート
         から離れ、余程の物好きでないと登らないようなマイナーな山である。
         登山口は西之川にある石鎚山ロープウエイ駐車場から少し奥に入った、民有地に駐車す
         る。駐車料金は500円程で無人なので料金箱に入れる。
         登山口に土小屋方面と成就社方面の標識があり、階段を登る。かつては集落で栄え
         たらしく、廃屋や石垣が多くある。
         登山者はほとんどいないと思われるが、道はよく整備され要所には標識があり、土
         小屋へは迷うような個所もない。しかし、大森山は適当な登りやすい尾根から分かれ
         山頂を目指すことになり、明瞭な道はないが尾根を忠実に歩けば山頂には立てる。
        今日は天気が悪く展望も望めないが、時折瓶ケ森方面の展望がある。
        再び土小屋への登山道に戻り、土小屋を目指す。
        天気はだんだんと雲が増してとうとう雨となった。雨具着用の登山となる。
        植生は大半は杉・ヒノキの人工林であるが、土小屋近くにはブナやカエデ類の天然
         林が残り、緑濃い気持ちのいい樹林帯た滝も現れる。また所々沢を渡るが橋は架かっ
         ているものの、すべりやすいので沢に降りて通過。今日は雨の影響で沢も増水していた。
        国民宿舎にほぼ予定通り到着。明日が石鎚山の山開きとあってか、白装束を身に着けた
         修験者が30名の団体で宿泊していた。
         天気予報では明日は大雨とのこと。夜から降り出した雨音を気にしながらの就寝と
         なった。
      6/30 
        雨の音に起こされながら出発の準備。朝食用の弁当を食べ、予定より1時間ほど早く
        国民宿舎を出発。石鎚山へのメインルートに出るが、この悪天候では訪れる登山者は
        ほとんどいない。次第に雨風が強くなり、展望なしの登山道を黙々と歩く。
       山頂への分岐である二の鎖小屋直下に着いたが、雨風強く展望もない状況で山頂に
        立つのは危険さえ伴うので、このまま成就社に下山することとした。
    この天候では明日の山開きの準備も大変だろう。時折すれ違う登山者は明日の山開
        き関係者や荷揚げボッカの人である。天気予報で大雨と報じられては一般登山者は登
        る気にもならないであろう。
    前社森の休憩所で、あめ湯やコーヒーで体を休める。屋根に当たる雨音が一段と強 
     く感じられ、一人登ってきた登山者も登頂をあきらめて下山となった。
     しかし、明日は山開きなので関係者やボッカの人たちは山頂へと向かった。ご苦労様!
      雨は下るにつれて止んできたが山に雨はつきもの。ある意味いい経験が出来たと思
        われる山行であった。