【感想】
四十八滝とは8つの滝が始終流れていることから名付けられたとのこと。今回の
楽しみは滝巡りとひかげツツジ。
当日は朝から快晴に恵まれ、バスも順調に走り、楽しい山行となりそうだ。
入念にストレッチをし、いよいよ出発。杉木立の中に入って行く。まずは、「手洗
いの滝」、次に「弁天の滝」、「肩の滝」と登って行く。滝を巡る道は谷のせせら
ぎの音と森林のマイナスイオンがいっぱい。身も心も癒されるようだ。でも、濡れ
ていて滑りそう。足元に気を付け慎重に慎重に進んでいった。
「長滝」辺りで突然、「あっ、ひかげツツジ」との声。指さす方を見ると、向こう
岸のそそりたつ岩に満開の「ひかげツツジ」が咲いていた。名前のように控えめで、
乳白色の可憐な花だった。「私のような花だ。」と声が聞こえたが、誰かな?
「シャレ滝」、「大滝」「二の滝・一の滝」への道は険しい岩が続き、鎖やロープ
もあった。リーダーやサポーターから「鎖やロープに頼らず、一つの補助として使い、
三点歩行をするように」と教えられた。三点歩行に気を付けながら手や足を運んでい
った。休憩する二俣は、芽吹き始めたばかりの明るい雑木林の中。おいしいお弁当。
八朔やお菓子のお裾分けもいただき、子どもの遠足みたいで楽しかった。
下りは、上りとは全然違って、なだらかな道。おしゃべりをしたり、木々の若葉を
見たり、小鳥の囀りを開いたりしながら、ゆったりと下りていった。
下のキャンプ場では、記念写真を撮り、クールダウン。リーダーから、「険しい岩
場もあったけど、みんな無事に登ることができて良かった。よく頑張った。」とのお
誉めの言葉にみんなの顔もほころんだ。他の人も、いろいろ感想を聞かせてくれたが
その一部を紹介すると、「二面性のある山でおもしろかった。人の手の入っていない
自然の山はすばらしい。ひかげツツジを近くで見ることができて良かった。岩登りは
苦しいけどスリルがあっておもしろかった。この山行を計画してくれて良かった。」
等々。私も全く同感。内気な私であるが、皆さんからいろいろ声を掛けてくれ、山友
の皆さんと今まで以上に親しくなれたようでうれしかった。
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